というほど大げさではないですけど、BUMPの4人に会いました。昨日も書きましたけど、1年半ですから、結構久々でありましたけど、良いインタビューでした。力が抜けていて、喫茶店で話しているような普段着な感じがあって、言葉も自然で、それでいて的確なんですね。
良いバンドだなあ、というのと同時に良い友達なんだなあ、という感じですね。音楽と日常が一体になっている。バンドの絆が、音楽というところだけではない人間的なつながりになってる。新曲の「R.I.P」は、まさにそういう”つながり”に対してのラブソングだと思いました。
インタビューは来月発売の「B・PASS」であります。編集長が変わったんですよ、って内輪ですけど(笑)。そうなんですよねえ。もちろん放送局でもレコード会社でも、人事異動というのもありますし、中には、色んな事情で会社を辞めてしまう人もいるわけです。
そういう意味ではアーテイストも僕らもフリーランスみたいなものですから、人事異動なんてしたくても出来ない。したくもないですけどね。長いキャリアを持っているアーテイストは、そういう担当者の交代とか、環境の変化みたいなものもずっと見てきていることになります。
そう、”担当”というのが曲者なんですよね。アーテイストは”担当”で音楽をやっているわけじゃないですし。僕らも、誰かに命令されてというのではないですしね。その音楽が好きだから、かかわっているわけです。それは聴き手も同じことだと思いますよ。
”担当”でファンになる人はいませんものね。前は、演歌のファンだったんだけど、担当が変わってロックファンになりました、という人はいないでしょう。まあ、文芸の編集者などは、特定の作家の担当編集者という人がいるわけですけど、名編集者というのは、そういう”お仕事”を超えた関係を築いた人を言うんだと思います。
話が広がってますけどね。結論は、細々でも自分の意思で好きな仕事をしてられて幸せ、ということでしょうか。どんなに尊敬出来る経営者でも、世代交代という波に直面したりもするんでしょうし。色んな事を考えされられた一日でした。
帰ってテレビをつけたら「報道ステーション」で野村さんが出てました。あの人の話は含蓄がありますよね。江夏投手の話は良かったな。野球界に革命を起こす、野村さんのこの言葉で彼はリリーフ転向を決意した、という話でした。有名な話ではありますが。
話がとりとめもなくなってますね。”担当”や"上司”や”先輩”を選べない仕事は大変だなあと思います。野村さんみたいな"担当”が見つかることを祈って。野球選手は現役を引退しますが、野球ファンに引退はない。やっぱりファンが一番楽しいところにいるのかな。
そう、江夏選手の映像を見ていて、やっぱり音楽とスポーツは良いな、と思いました。それぞれの人にとって、永遠に残っている。ヤンキースは負けましたけどね。フィリーズは強いや。というわけで、今日は何の話だったんでしょうか(笑)。
何の曲にしようね。BUMPの新曲にしたいけど、まだ知らないでしょうし。でも、良いか。どっか頭の隅にでも留めおいてください。BUMP OF CHICKENで「R.I.P.」を。じゃ、おやすみなさい。