今日が斉藤和義さん、明日がファンキーモンキーベイビーズ。両方ともFM NACK5「J-POP TALKIN’」。連日になったのは先方の都合ですね。アルバム発売に合わせて取材日程が決まるわけでそれは仕方ありません。
出るか出ないか、インタビューを受けるか受けないかはそういう取材の進め方によるというのは今も昔も変わりません。変わったのは残念ながら一重に「ラジオ」の存在感ですね。一昔はラジオを優先という時代がありましたけど、今は隔世の感です。
まずテレビやウエブが優先する。ラジオと雑誌は後回し。やらなくてもいい、と思ってる人たちも少なくない。一概には言えませんけど、NHKの紅白歌合戦に出るというのが一つの転機。もうラジオはいいんじゃない、という感じになるんでしょう。
でも、ラジオは好きだから、と言ってくれる人もいて、そういう人たちの好意に助かってるというが現実と言ってもいいかもしれません。バンドで言うとGLAYとか今日インタビューした斉藤和義さんとか。ありがたいなあと思ったりします。
ファンキーモンキーベイビーズは3月29日に新作アルバム「ファンキーモンキーベイビーズZ」が出ます。2013年の解散以来丸10年。DJケミカルを抜いたファンキー加藤さんとモン吉さんの2人で2021年3月に再結成しから最初のアルバムです。
それぞれソロとしてインタビューはしてましたけど、再結成してからは初めて。二人だけというのも初めてですね。10年間という時間をどう思っているかとか、彼らが歌ってきた「応援歌」を今どう思っているのかとか、色々聞いてみます。
そういう意味ではこの10年、音楽だけじゃなく世の中も激変しましたからね。「応援歌」の意味も変わってきたでしょうし。彼らも40代半ばになりました。そうか、今思ったんですが、和義さんの一世代下か。
和義さんのアルバム「PINEAPPLE」は50代半ばのしみじみした感じと大人の悲哀みたいなものも深みになってましたけど、まだそういう心境にも行ってない40代の「応援歌」論が聞けそうです。
明日はFM COCOLOの収録もあるんですが、その話は明日ですね。というわけで、新生ファンキーモンキーベイビーズの再結成第一弾「エール」を。じゃ、お休みなさい。
発売は4月12日。明日、FM NACK5「J-POP TALKIN’」のインタビューがあるので何度か聴いてました。結論から言うと素晴らしいアルバムなんです。きっとインタビューもそういう話になるでしょうけど、会心の作じゃないでしょうか。
前作もそうでしたけど、演奏はほとんどの楽器を自分でやってる多重録音。でも、自分でやりました、みたいな感じじゃなくてそれぞれの曲に添ってる。具体的に言うとステイールギターみたいに自分でやってない楽器がとっても効果的になってる。
今年はデビュー30周年。ここまで来たからこそ表現できるロックンロールが詰まってる。コロナ禍で思うようにならなかった時期に積もり積もった思いが一枚のアルバムにきれいにまとまってる。見事なコンセプトアルバムという印象でした。
新しい一面やならではの面、あまり見せて来なかった内面や心情、少年時代の回想。ギターのリフとリズムの快感にコーラスのポップさが加わった。言葉の密度も近作にないくらいに整理されている。
詞も曲も時分ですから一筆書きみたいな面白さの持ち主ではありますけど、そういう軽さよりも丁寧に書いている感じなんです。CMや映画のタイアップ曲もありますが、それも自分のキャリアや音楽観を織り込んだように聞こえます。
タイアップのお題があったから書けた自分の歌、という感じですね。そういう色んな面を集約しているのが「明日大好きなロックンロールバンドがこの街にやってくるんだ」。今、最もツアーに精力を注ぎ込むシンガーソングライターならではでしょう。
アルバムの最後の曲が「俺たちのサーカス」ですからね。サーカスの悲哀みたいなものとロックンロールバンドの陽気さが重なってる。拍手したいくらいに良いアルバム。明日、スタジオで拍手しようかなと思ってます。
というわけで、その曲を。「明日大好きなロックンロールバンドがこの街にやってくるんだ(Album ver)」を。じゃ、お休みなさい。
寒い一日でした。気温が昨日の半分しかない。しまいかけていたダウンのコートとヒートテックを引っ張り出して病院に行ってきました。今年は病院づいてますね。どこが悪いとかここの調子が良くないというより検査ばっかり。
去年の年末の救急車騒ぎが尾を引いてる。あれは何だったのかをちゃんと知りたくて知人に病院を紹介してもらったりしてます。前の病院での検査のデータも持ってゆくわけですが、やっぱり自分のところでやらないと、ということでしょう。
で、都内の病院で改めてMRI検査をしてきました。同じ検査でも病院によって多少は違うんだなと妙な感心をしたり。結果は来週です。今、飲んでいる薬はアルコールは控えないといけない。ようやく外で人に会えるようになったのにね。
その薬を本当に飲み続けないといけないのかが知りたいわけですが。どうなるでしょうね。で、雨の土曜日、オフィス街をボーっとしながら歩いてました。人でも少ないないし桜も咲いてるし。アスファルトはしっとり濡れてるし。
そんなに横殴りの雨という感じじゃなかったですからね。傘を差して歩くのが苦にならない。春雨という感じ。都心のオフィス街は飲食店がお休みでお昼ご飯が食べられない。何となく四谷にありそうだな、と思って麹町まで行ってみました。
何で麹町だったのかは理由はないんです。最近行かなくなりましたけど、TOKYO FMの近辺に何かあった気がしただけなんですが、気持ち良かったです。道路は広いし車も少ない。お堀端の桜は満開でした。
雨の似合う街は好きですね。少しモノクロみたいなトーンで色彩感がある。水彩画みたいだけどちゃんと色がついている。桜はそういう色味がふさわしい花だなあと思ったり。東京は色っぽい街だなあと再認識しました。
TOKYO FMに行ってた時によく寄っていた麹町のスタバが道路に沿っていて窓際が気持ちいいんです。そこで火曜日収録のFM COCOLOの台本を書いたりしてました。レストラン系はやっぱり閉まってました。
先週今週とよく歩いてるんです。平均7000歩という感じかな。運動不足にならないように。今年は歩行元年(笑)。ということで明日は斉藤和義さんとファンキーモンキーベイビーズのアルバムのチェック。来週、インタビューがあります。
曲ですね。桜と雨の組み合わせの曲。ありそうであまりないんじゃないでしょうか。JUJUの「桜雨」を。明日も寒そう。桜が終わってしまわなければいいですが。じゃ。おやすみなさい。
見ましたよ。公開は5月ですけど、メディア関係者の試写がありました。原稿を書いたりインタビューをしたりするので見てはいましたけどパソコンの画面でしたからね。映画用のスクリーンで見たのは初めてでした。
やっぱりパソコンは画面が小さい。音もパソコン用のスピーカーですからね。全然別物、予想以上でした。パソコンで見た時には気づかなかったシーンやカットが沢山ある。メンバーだけじゃなくスタッフやお客さんの表情まで見て取れる。
色のニュアンスとか質感。これはもうフィルムじゃないとありえない温度感がある。デジタルに馴れている人たちには見たことがない感じじゃないでしょうか。映画フィルムで育った世代にとってはほっとする落ち着く映像でしょう。
そういう映像の印象はもちろんですけど、驚いたのは音ですね。ライブ感がすごかった。客席の拍手とか歓声もこんなに入ってたんだと。あの時の機材でここまでの音に仕上げたんだというのは想像を遥に超えてました。
当時のフイルムは音が入ってません。音の入ってないフィルムに音を重ねてゆく作業が必要だった。ともかくありえないような手間をかけている。35年も前のフィルムがなぜ今、蘇ったのか。ぜひブックレットを読んで頂けると嬉しいです。
ブックレットの校正も出ました。いい写真ですよぉ、って勿体つけてるみたいですが(笑)。でも、あの当時、浜田さんはそんなに色んなところ露出していたわけじゃないんで写真が沢山残ってたんでしょう。お楽しみに、という感じですね。
今日、見たのはソニーの会社の中にある試写室。環境的には映画館と同じということですけど画面は映画館の方が全然大きい。お楽のしみに、は自分に向けて言ってます(笑)。今、特設サイトを見たら先行有料上映会の情報が公開されてました。
9都市で先行有料上映会があって、4会場ではプロデユーサーの岩熊さんや映像監督の板屋さんとのトークイベントもあります。僕は静岡、大阪、東京と参加します。なぜ可能になったのかは聞いて見るつもりなんで、それもお楽しみに、ですね。
というわけで曲ですね。こんなに至近距離で浜田さんを感じられるんだ、という曲、「丘の上の愛」を。あ、昨日の野球、朝も夜も見てしまいました(笑)。じゃ、お休みなさい。
こんなことをここに書いてもな、と思いつつですけど書いてます(笑)。朝、いつもより多少の早起きでWBCを見てしまいました。目が離せないスリリングな試合展開。ある時は手に汗ある時は心臓バクバク、天に祈るような気持ちだったり。
面白かったですねえ。去年と一昨年の日本シリーズも面白かったですけど、その何倍かの熱とスケール。野球というのがどんなスポーツなのかの真髄を見せられているようでテレビの前にくぎ付けの元野球少年でした。
一人じゃできない。どんなに力のある傑出した選手がいてもチームという形がまとまってないと勝てない。繋ぎや繋がり。点より線。気持ちと技術が一体になった時にプラスアルファの力が発揮される。
いつどういう状況に誰にまわってくるのか。そのめぐり合わせの面白さ。単なる偶然の順列でありながら選手の起用や采配で変えることが出来る。流れを呼び込むことが出来る。そういう偶然性はどんなに精巧なゲームからも生まれないでしょう。
最後は人がやるものだ、というところに帰結する。調子のいい人間だけでなく不調の選手の心の動き。選手の表情や一挙手一投足にドラマがある。こんなに人間的なスポーツがあるのかと思いました。
打たれないと思った佐々木投手が一球の手違いで躓いたり、誰も打てそうにない一番難しい球を片手でホームランにした吉田選手、打てなくても四球でつないだヌートバー選手、一瞬の隙も見逃さなかった源田選手。矢のような送球の甲斐選手。
相手チームですけど岡本選手や近藤選手の満塁ホームランを帳消しにしたメキシコのアロザレーナ選手、代打で犠牲フライの山川選手、そしてガッツポーズの大谷選手とつないだ吉田選手と最後の村上選手。最後に代走の周東選手を出した栗山監督。
全員が役割を全うして持ち味を出した。こんな試合があるのか、という結末。このスリルは音楽ではなかなか味わえないでしょうね。もちろんそれぞれ世界が違いますけど、感動ということでは共通するでしょう。
まあ、元野球少年と言っても都立高校の2年間が野球部だったというだけ。あえて言うようなことでもないでしょうけど、親父が野球記者だったこともあって子供の頃から球場には連れていかれてましたからね。
そういう意味では音楽より野球の方が圧倒的に身近だった。音楽は自分で見つけたものですけど、野球は周りにあったものでしたからね。だから仕事にしたこともないわけですけど、野球は好きだなあと改めて思いました。
でも、野球について書くことが増えたりはしません、今日は特別(笑)。野球のことを書く人は沢山いますから。親父もそんな端くれでした。戦前の職業野球の頃から見てた。ベーブルースが来た時の新聞のスクラップ記事とか家にありましたから。
明日の日米決戦には天国で感無量になってるだろうな、と思います。というわけで、曲ですね。坂上二郎とユニコーンで「デーゲーム」を。この間ミュージックビデオを見てホロリとしました。二郎さんも元野球少年。じゃ、お休みなさい。