昨日と一昨日行われてました。僕が見たのは一昨日の金曜日。暑かったです。昼間、KADOKAWAの編集者と夕刊フジの記者とのランチ。駅から1分だったお店に行き方を間違えてしまって15分くらい炎天下を歩く破目に。もう倒れそうでした。
一旦、新宿の駅を出て信号を渡れば良かったんですが、日に当たるのがいやで地下道で行こうとしたのが裏目に出た。慌てると余計混乱して違う出口にでてしまったり。話自体は面白かったんですが、身体はヘロヘロ。
その後、日比谷の歯医者さんに行こうとしてまたまた地下道。地下鉄の構内や通路がこんなに蒸し暑いとは思いませんでした。メーカーの担当の方に暑さにギブアップですという連絡をしようかと迷いながらそれでも会場にたどり着きました。
たどり着きました、は大げさかな。でも、お客さんは若い人ばかりですからね。そんな暑さも何のそのという感じ。年の差を感じてしまいましたって、当たり前か(笑)。何かあったらはた迷惑というだけですよね。
でも、コンサートは良かったですねえ。コロナ前に見て以来ですから2年は経ってますね。前からステージ度胸というか、物怖一つしてないような歌いっぷりは年齢やキャリアを超えてましたけど、はるかに大きくなった感じでした。
声の存在感がすごい。声量や音圧、あどけなさと女っぽさの両方を備えた懐の深さ。そして自分でも言ってる”マシンガントーク”あんなに客席と親密になって距離感尾の近い女性はAikoさんを思わせました。
ツアー中なんで内容は触れませんけど、あんなに赤裸々さといじらしさの両極を歌える女性は20代では彼女くらいでしょうね。職業作家や他の作家では書けない曲ばかり。女性シンガーソングライターの王道を行ってる感じです。
男には分からない女性の複雑な心理。男のシンガーソングライターでは絶対に書けない「性の風景」。これはジェンダーとか性差という以前でしょうね。微笑ましく可愛らしいラブソングの後に屈折した嫉妬が歌われたりする。
それでいて誰からも好かれるだろう大らかさと人懐っこさ。裏表を感じさせない。メジャーというのはこういうことを言うんだろうなと思いました。客席は同世代の女性だけじゃない。お父さんに連れてこられた若い女性も随分いました。
お父さんはきっとあいみょんが浜田さんや拓郎さんを子供の頃から聴いていたということを知ってるんでしょうね。彼女のことは俺の方が知ってるぞ、と言える。自分の娘より可愛かったりするのかもしれません、って人のこと言えないか(笑)。
コンサートも思ったより長かったですし、終わってから食事するのも一苦労。早寝早起きは出来ませんでした。今日は早く寝られそうですけどね。明日から気温が下がるんだそうです。今度は下がることに順応できなかったりする。翻弄されてます。
というわけであいみょん、メジャーデビューの曲を。デビュー作で自殺してしまった女の子を歌った女性シンガーソングライターはユーミンくらいでしょう。「生きていたんだよな」を。じゃ、おやすみなさい。
”感動”と”興奮”ねえ。他に浮かばなかったんだからしょうがない。もちろん、そうじゃなかったということではないんでこれでいいと言えばいいわけですが、もうちょっとマシな表現はないのか、と思いつつではあります。
佐野元春&THE COYOYTE BANDのツアー”WHERE ARE YOU NOW”の最終日。素晴らしかった。あの時と比較してどうなのか、という対比の中でのことではないですが、今までで最も充実していたんではないかと思えるライブでした。
ツアーがそうであるようにライブは常に一期一会なわけですから、比較のしようがないわけで、一番良かったという言い方は本来的には不可能なんですが、気分としてはありますね。こういうライブは今までなかった、最高だよね、という気分ですね。
あの時がどうだったとか、あのライブが良かった、この曲を聴いたあの頃のライブが懐かしい、みたいな感覚が皆無だった。古い曲をやっても当時にはなかった解釈とか味わいとかが全然違う。簡単に言えばカッコよかったわけです。
何がカッコよかったか。まずはバンドですよ。THE COYOTE BANDがともかくカッコよかった。若いバンドにはどう転んでも、というか、逆立ちしても出来ないような円熟の演奏。でも、丸くなってるわけじゃない。しなやかで軽やかで渋い。
キャリアと実力の蓄積。ロックもブルースもファンクにスカやレゲエ。8ビートも16ビートも4ビートも全部身体に入っている。こんなにソウルフルに揺れる心地よく小気味いいロックンロールを聴かせるバンドは今、他にないでしょう。
バンドの演奏でありながら、それぞれが自分の持ち味を生かしている。さりげなくて節度あるリフやフレーズが的確で無駄がなく余裕が感じられる。若いバンドのような自己顕示的ナルシズムがない。つまりセンスがいいわけです。
で、そういうバンドに育て上げた佐野さんが音の空気の中で生き生きしている。ビートを呼吸しているかのような自然体。今年は「SOMEDAY」から40周年。COYOTE BAND以前の曲もやりましたが、全く違ってました。
そういう演奏は”興奮”ですね。前半にそういう曲が並んでたんですが、「HEAT BEAT」とかすごかったですからね。あの曲だけじゃないか。自分が少年じゃなくなってるからこそ分かる少年性みたいなものへの愛おしさ。それが”感動”かな。
アンコールで「SOMEDAY」「ヤング・フォーエバー」と並んだのはまさにそれでしたね。自分のことじゃなくて今の少年に伝えようとしている。デイランの曲名がそうでしたけど「フォーエバー・ヤング」ですからね。
「永遠に若く」じゃなくて「若さよ永遠に」。自分たちの仲間はもうちりじりになってしまったけど、そうじゃない「君」がいる。「SOMEDAY」もそういう歌に聞こえた。その後に続いたのが「インデイビジュアリスト」と「ニューエイジ」でした。
もう自分たちは"NEW”でもなくなったと自覚するから歌う願いのような永遠のメッセージ、と書いてから本編のことに戻るのは流れがよくないかもしれませんが、そそこまで考えて書いてません。思いつくままね。
COYOTE BANDの曲はどれもそういう「今」を踏まえているように思えた。”あれから何もかも変わってしまった”と歌う「優しい闇」はその典型でしょうし。時代の荒野を見てしまった。希望にあふれた未来なんでないと知ってしまった。
新作アルバム「ENTERTAINMENT!」は、そういうことを踏まえた上で、改めてエンターテインメントテーマにしたアルバムでしょうからね。それが”感動”ということですね。デビュー43年。今が一番いいと思わせてくれた夜でした。
と一気にここまで。頭に血が上ってます(笑)。で、新作「今、何処(Whre Are You Now)」は来週発売です。というわけで曲ですね。何だろうな。「Young Forever」かな。じゃ、お休みなさい。
小学校の夏休みの標語じゃあるまいしね。もうとっくに負けてるっつーの(笑)。でも、そういうサイクルになってるんですよ。ともかく暑い。四日続けての36度超え。38 度線というのは朝鮮半島の南北境界線ですけど、それより厳しいかも。
南北問題よりも気候変動の方が緊急事態なんでしょうが、世界はそういう危機感じゃないようです、というような話を書こうとしたんじゃないんだ。もっと身近。個人的なこと。今までにない健康的なここ数日です。
夜11時前には布団に入っている。朝8時には起きている。こんなことは今までありませんね。寝る前にシャワーに入るのをやめ外から戻ったらすぐに浴びる。身体を冷やしてから布団に入る。そうしないと寝ている時に身体に熱がこもってしまう。
Mr.Childrenの長居スタジアムの後、何度かそういう感じになったんですよ。身体が過敏になってるんでしょうね。精神的なものではあるんでしょうけど、熱中症がフィードバックしたみたいになる。それを避けるにはどうしたいいんだろうと思いました。
そうなると自然とここを書く時間がなくなる、という四日間でした。ライブは行ったんですよ。28日にZepp Diver Cityで行われた羊文学のツアーファイナル。今年聞いた新しいバンドの中で印象的だったバンドの筆頭ですね。
塩塚モエカさん、河西ゆりかさん、フクダヒロアさんという3人組。オルタナテイブバンドとは思えない幻想的な音像と空気感。でも、アルバムはそこにハードロックのようなアグレッシブなライブバンドでした。
以前、テレビの「カウントダウンTV」の「ライブライブ」で見たことがあったんですが、やっぱり生じゃないと感じられないなと思いました。あの日もライブの前に東京テレポートのバーミアンで食事をして速攻帰宅、シャワーを浴びて寝ました。
でもね、同年代のほとんどの友人、知人が10時には寝てるとか5時には起きてるという人が多いわけで、そういう人たちの仲間入りしたのかなあ、と思うと多少、複雑ではありますが。老人の仲間入りって、とっくしてるか(笑)。
この暑さは今週だけで来週からはもう少し過ごしやすくなるようですけど、何とかこの夏を乗り切りたい。まだやりたいことはあります。確かにやれることも少なくなってはいますけど(笑)。明日も36度超えだそうです。
みゆきさんに人間の平熱がタイトルになったアルバムがありました。「36.5℃」。それより気温の方が高い。あのアルバムの中の曲「あたいの夏休み」を。暑くなるばかりだし、これ以上翻らなくてもいいです(笑)。じゃ、お休みなさい。
FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」の7月の特集ですね。「八神純子」。アメリカの音楽団体「Women Songwriters Hall of Fame」から「殿堂賞」を受賞したことを受けての「緊急特集」です。
つまりアメリカの「女性ソングライターの殿堂入り」したということですね。もちろん日本人では前例がありません。去年創設された団体でまだ二回目ということでグラミー賞などとは比べられませんが、こっから歴史が始まってゆくわけで、画期的なことは間違いないです。
70年代や80年代にポップミュージックを好きになった音楽ファンやミュージシャンにとってアメリカはやっぱり夢の国だったわけですし、進出したいとか向こうで活動したいと思った人は数えきれないでしょう。
どんなに歴史が浅くても「殿堂」ですからね。しかも「女性ソングライターの」という括りがあります。歌い手の賞じゃない。曲作りに対しての賞なわけです。7月は他の特集を考えていたんですが、急遽の変更。本人が4週出てくれます。
78年デビュー、同じ年にデビューした竹内まりやさんらとともに80年代の前半の新しい流れの立役者だったんですが、86年に結婚して渡米。その後10年くらいは日本でもCDを出してたもののぱったりと動きが伝わらなくなりました。
日本での活動を再開したのが震災の後。被災地を廻ったりしながら新しい活動の形を確立していった。今も活発なライブ活動を展開、若い頃を遥に凌ぐ表現力の歌を聞かせてくれてます。声、素晴らしいですよ。
彼女のことはデビュー前から知ってるんですよ。文化放送で彼女が川村尚さんというDJと一緒にやっていた「ミュージック・トリップ」とおう番組の構成をしてました。川村さんはその後、地元の関西に戻って川村龍一として成功しました。
通称DEDE。僕より三つ上かな。彼は元々学研の音楽雑誌を作ていた編集者だったこともあり気が合ってたんですね。でも、69歳でなくなってしまいました。FM COCOLOは大阪の放送局ですからね。
あの頃は、僕が関西の放送局で自分の番組を持ってしゃべるなんて想像も出来なかったですからね。彼に対しての報告みたいな気分もあります。純子さんは、当時ことだけじゃなく、アメリカでの活動も含めて日本での評価が高くないです。
80年代前半。今、ブームになってる”シテイ・ポップス”という呼ばれ方もなくて、アイドルと一緒にされたりしているという時代。竹内まりやさんがそういうシーンが嫌で引退して家庭に入った話は有名ですね。
純子さんも同じようにイギリス人と結婚してアメリカへ渡ってしまった。日本の業界は日本を離れた人に対しては冷たいですからね。評価が定まってないはそういうこともあるのでしょう。そこにこの「殿堂賞」ですからね。「緊急」になります。
ただねえ、明日も暑い。今日は一日、家で台本を書いていたんで一歩も出なかった。仕事場にも行く気がしなかった。明日、36度だそうです。どうやって行けばいいんだろうという感じ。ともかく無事に帰ってくることを考えるしかありません。
最近、おめでたい話が少ないし素直に祝いたいと思ってます。曲ですね。今回の受賞のきっかけになったのがこの曲だったそうです。83年のアルバム「FULL MOON」から「黄昏のBAY CITY」を。”シテイポップス”です。じゃ、お休みなさい。
一日、何回天気予報を見てるんでしょうね。それも見ているのがお天気の変わり具合ではなくて気温。今何度だろうということばかり気になる。明日は何度か、明後日は何度か、来週はどうなんだろうとか。
今日も30度を超えましたからね。風が結構あったので体感はさほどでもなかったですが日差しは強かったです。明日は東京でも33度とか34度になるんだそうですよ。来週は一週間ずっとそういう感じとさっき天気予報で言ってました。
しかも、早々と梅雨明けも予想されてるんだそうです。その後にどんなお天気が待っているかと思うと恐ろしくなる。果たして乗り切れるんでしょうか。実際に先日、日曜日のコンサートの後ですね。そういう事態になってしまいました。
大阪暑かったんですよ。それは見越してるつもりだったんですが、ホテルとか会場の様子までは計算してなかった。ホテルの場所が”なんば”だったんです。大体、大阪で泊まる時は梅田近辺が多い。新幹線から近いし、ビジネスホテルもたくさんある。
なんばにしたのは長居スタジアムの場所が梅田より近いことは判明したからですね。地下鉄で一本。伊丹空港からも30分程度で便利、と思ったのですが、甘かった。なんばがあんなに飲食店が密集している場所とは知らなかった。
ホテルの場所が分からない。名前は知っている古いホテルだったんでそこにしたのに飲食店街のど真ん中でタクシーが入れない。炎天下で歩き回って探すしかない。コンサートの帰りもそういう状態になったんですね。
長居スタジアムも公園の中ですからね、タクシーが入れない。コンサートは素晴らしかったんですが、帰りが大変。日曜で飲食店は早く締まるし飲み屋ばっかりだし、食事をするのも一苦労。夜、ホテルで具合が悪くなってしまいました。
5月に病院のお世話になった時の軽い感じ。何とか夜を過ごして月曜日の予定もとばして東京に戻りました。おかげで今週の予定にしわ寄せが来てレギュラーの仕事しか出来なくなって、いくつかご迷惑をおかけしてしまいました。
ということがあったばかり。身体が気温についていけない。明日は、大宮のNACK5で「J-POP TALKIN」の佐野さんの完パケですが、さいたまは35度とか。その帰りに東所沢のKADOKAWAで打ち合わせなのに所沢も35度かな。
保冷水筒は新しいものを一本買ったんですが、そんなもので乗り切れるのか。暑さが怖い。毎日が暑さとの戦いになりそうです。というわけで、全ては暑さのせいさ。まだ6月なのに浜田さん「八月の歌」を。9月からのツアー、どんな状態で迎えることになるのでしょうか。じゃ、お休みなさい。