そうそう、この話しは以前、チラッと書いてそのままになってましたね。今日、復刊に際しての後書きを入稿したんで、改めて書きますね。今、角川書店は、60周年だそうで、4月から毎月一人の作家が編集長になって、すでに手に入らない絶版本の復刊企画をやってるんですね。
で、来月7月の編集長になるのが重松清さんで、彼が、「陽のあたる場所」を何冊かの中の一冊に選んでくれたというんですね。あの本がハードカバーで最初に出たのは1987年か。すでに20年以上経っていることになります。一度文庫になってますけど、それもかなり前でした。
当時は15万部くらいまで行ったのかな。覚えてませんけど、かなりの部数になったと思います。でも、その後、手に入らなくなっていて、僕の手元にもないんですよ。まあ、音楽の本は、出版社にとっては、瞬間風速みたいなものでしょうし、仕方ないかなと思いつつ、どこかで復刊してもらえないかなあと思い続けていました。
そういう意味では重松さんには、感謝の言葉もないですよ。あ、言葉はあります(笑)。ありがとうございました、です。ああいう人の力を借りないと、そうならない自分の非力も感じますけど。でも、嬉しい限りです。重ね重ねの感謝です。
あの本を書いた時、浜田さんは35才だったのかな。そういう意味では、あれからの方が時間が経ったことになりますね。最近、彼を知った人達には、どんな風に読まれるのだろうと思うと、楽しみです。いつか続編を書きたいと思ったりしてましたけど、それは、もう難しそうですね。
後書きには、書いたんですけど、あれを書いた時、最後、泣きながら書いた記憶があるんですよ。書いていて自分で涙が止まらなくなったのは、後にも先にもあの本くらいでしょう。今思えば自分中にも思うところがあったんでしょう。若かったのかな。発売は7月26日だそうです。
眠いです。沖縄疲れでしょうか。東京は寒い、というか、かなり涼しいです。さっきも風が気持ち良かったですよ。どうやら東京モードにはなりました。「岩谷時子名曲物語」は、何とか本文を書き終えられそうです。これを終えて、広島ですよ。
と言うわけで、お知らせでした(笑)。浜田省吾さんで「陽のあたる場所」を。じゃ、お休みなさい。