今更ですけどね。高校生みたいなこと言ってますね。でも、そんな昨日、今日でありました。昨日は、熊本から戻ってチャットモンチーという女の子バンドのインタビュー収録があって、夜が9㎜ Parabellum Bulletというバンドのライブでした。終わってから食事をしたりして遅くなってしまったんで、速攻で寝てしまいましたけど。
9㎜は、本格的な今のロックバンドとして期待大ですよ。体当たりな激しい演奏ですでにライブシーンでは話題沸騰なんですが、一層磨きが掛かってきたという印象でした。ところ狭しと動き回るスリリングなステージとそれに負けない客席の反応。クラブクアトロの客席が湯気で見えなくなると言うくらい。スリリングでした。
バンド名はピストルの9ミリ弾のことですけど、心の中で銃を連射しているような緊張感と自分の身を傷つけているような内省感は、バンドとソロの違いこそあれ尾崎を思わせました。それでいてフレーズはキャッチーで、どこか和風。面白いバンドです。
で、今日は「J-POPマガジン」の後が、布袋寅泰さんの武道館。こちらもすごかったですねえ。ドラムに元ブランキージェットシテイの中村達也、パーカッションに踊るパーカッショニストとして知られるステイーブ衛藤。この二人がすさまじかったです。
土着的と言いますか、土俗的と言いますか、原初的と言いますか。あれだけ太く逞しいドラムを叩く人はいないかもしれませんね。布袋さんとのがっぷり四つの感じが、めちゃめちゃ新鮮でした。BOOWY時代の曲もやりましたけど、全然違うアプローチでしたよ。
氷室さんにしても布袋さんにしてもバンド時代と全く違う視点で、当時のビートを超えてみせているわけで、さすがだなあという感じでした。いや、興奮しました。ロックだなあという力強い手応えがありました。やっぱりロックは良いですよ。
でも、すごい雪でしたね。武道館を出て、九段下の坂道を滑らないようにするので必死でした。駅から家までタクシーに乗ろうとしたら、全く来ないんで歩いたんですが、かなり積もっていて滑りそうになるんで、妙な姿勢をしてたら、膝ががくがくしてます。
やっと一週間が終わった感じですね。長かったかな。トミーも三日ぶりに出ようとして雪の中に足を突っ込んでしまって慌ててました。割と平気な方なんですけど、ズボッと入ってしまったからでしょうね。人間が冷たいものにいきなり触った時みたいに、足をブルブルさせてました。
トミーの目はビー玉みたいなグリーンです。目の玉は黒。深みのある目ですよ。身体は背中の方が黒で下が白主体。顔はのらくろみたいです。以前は太っていたんで、愛敬のある「笑うセールスマン」みたいでしたけど、今は年でやせてしまったんであんなに横長ではないです。
ジミーの目は青なんですよ。白目(とは言わないね)の部分がうすいブルーで、目玉は深いブルーです。雑種なんですけどね。そういう西洋猫の血が入っているんでしょうね。西洋猫かどうか分かりませんけど、青い目の外人、みたいな感覚に過ぎませんけど(笑)。
青い目の猫。身体は白。でも、年を取って茶色が出てきたのは後天的なものかもしれません。雄の白は長生きしないという人もいますが、もう17年かな。かなりヨレヨレです(笑)。というわけで、明日は清志郎さんの復活祭。武道館です。
原稿はどうなったんだ、と神の声がしてますよ。でも、時には神の声に背くのもロックじゃないか、ってビジュアル系だね(笑)。多いんですよ、ビジュアル系のバンドには、神への背徳、みたいなテーマが、それもロックということで。何とか収まりがつきました(笑)。
そんな曲を。彼らを初めて見たのは86年だったかな。BUCKーTICKで、「悪の華」。ボードレールです。じゃ、お休みなさい。