さっき帰ってメールを見たら、拓郎さんのツアーが中止になったという知らせが入ってました。うーん、そうですかとしばらく絶句してしまいました。何と言っても一番悔しいのは本人でしょうし、それこそ断腸の思いなんでしょうし、第三者が云々することではないんでしょうけど、同い年として、言葉にならない重いものを感じます。
これはもう、この年にならないと感じない疲れというのはあるんですよ。一日や二日休んだくらいでは回復しない身体の芯から疲れてしまっているときというのが。普通に生活していてもそうなんですから、ツアーで歌うと言うことがどのくらい大変かは想像して余りあります。
歌わなくても疲れますからねえ。ホテルからホテルへの移動、慣れないベッドに眠れない夜、落ち着かない環境の食事。旅好きな人ならいざ知らず、出不精の人にとっては苦痛以外の何物でもないんでしょうし。拓郎さんのホームページを見てましたら、ステージ上とその後の落差について遠回しに触れてましたけど、そうだったんでしょうね。
自分の話になりますけど、今年、何とか、本をまとめたいと思った理由の一つに、今までのようにツアーの取材やライブの取材が出来なくなっているという自覚があったからでもあるんですよ。もちろん、今後も現場が第一というスタンスは変わりませんが、それが全てということでどこまでやれるんだろうという不安もあったりします。これはもう仕方ないんですね、年なんですから。
ただ、残念なのは、レコード会社から今回は取材日に見てくださいと言われていて、それが江戸川だったせいで、結局、見ないままになってしまったんですね。まあ、そういう巡り合わせだった、ということなんでしょう。ともかく身体が第一です。ゆっくり休んで、自分にあったやり方を見つけてくださいと祈るしかありません。
だって、松坂みたいは行きません、当たり前ですけど(笑)。でも、痛快ですね。レッドソックス対ロッキーズ。松阪対松井。こんな時代が来ると誰が思ったでしょうか。秦基博さんのインタビューが昼間だったせいもあって、4回までは見ていたんですけど、後ろ髪を引かれる思いでした。あれでKOされてたら、バッシングで大変だったでしょうからね。でも、彼は来年はもっとやりますよ。
今日も、大人モードという新人バンドのコンベンションがあって、行こうかなと思ってたんですが、昨日の風邪ぽさも抜けないし、家に引き上げてしまいました。無理をした時に、どれだけの反動が来るか分からない怖さもあるんですよ。
そんなわけで、今日も早めに寝ます。明日は原稿が色々です。今日出来なかったものもありますし。明日やれることは今日やるな、というのも、年相応の知恵かもしれません、そんな知恵があるか(笑)。あ、土曜日に、日比谷公園で、猫を三匹散歩させているオバサンを見ました。あれは格好良かったですよ。これからトミーと一周してきます。
そうだ、今日発売の「週刊ポスト」に「いつも見ていた広島」についての重松さんからの対談風インタビューが載ってます。自分の写真のあまりの年に愕然としてます。見たくない。そうなんですよ、もう年齢と体力を受け入れるしかないんです。
今日の曲ですね。何だろうな。拓郎さんで「おきざりにした悲しみは」かな。生きているとみっともないことは沢山あります。その時、僕は飲んだくれてました。じゃ、お休みなさい。