という歌がありますよね。日立のCMで使われてます。もう30年以上使われているCMソングのスタンダードです。映像も何代目かになってると思います。さっき、トミーと散歩をしていて、公園の木が、あのCMに出てくる帽子状に刈られているのに気づいて、ふっと浮かんできました。
どうしてそういう形にしたのかは定かでありませんけど、夜目に丸いシルエットになっているのは何となくユーモラスでした。あのCMに一番長く使われていた大きな木はホノルルの公園にある木ですよね。10年以上前かな、ハワイに行った時に連れて行かれました。
あのCMソングは、ウチの息子が子供の時に初めて覚えた歌だったんですよ。幼稚園に入る前かな。作詞をしたのは作詞家の伊藤アキラさんという人で、大御所なんですが、全然そういうことを感じさせない素晴らしい方です。
実は、今年の夏に「もう一つのJーPOP・大森昭雄とCMソングの50年」という単行本が出るんですが、その本の取材中に最もお世話になったのが彼でした。キャリアは長いんですよ。CMソングの元祖であり巨人であり、戦後のエンターテインメントの歴史を作った三木鶏朗さんという人が主宰していた冗談工房というところでコントを書くところからキャリアを出発している人です。
話しがまたしても古くなってるね(笑)。そういうことを知っている現役の人が少なくなってきているからでしょうね。そういうことを書く機会が増えてます。その本の主人公の大森昭雄さんという方も伊藤さんと同じようなところを生きてこられた方です。
ただ、彼はプロデユーサーなんですね。どんなCMソングを作ったかというと、大滝詠一さんの「サイダー」のシリーズや、ダウンタウンブギウギバンドの「サクセス」や矢沢さんの「時間よ止まれ」、こうせつさんの「夢一夜」、矢野顕子さんの「不思議大好き」とか、一連の西武のCM、斉藤哲夫さんの「今の君はピカピカに光って」とか膨大な数があります。現役です。
彼が作ったそんなCMソングにまつわるドラマや作家群像を描いてCMソングの歴史をたどっている本で、かなり面白いと思いますね。日本にはなかった本です、宣伝ですね(笑)。スタジオ・ジブリの「熱風」という機関誌に連載していたものです。発売は徳間書店かな。
データが膨大で、そのチェックに時間がかかっていて、夏発売の予定とかしか言えませんが、追って連絡します。うーん、事務的ですね(笑)。「この木何の木」の話しも出てきます。でも、晩年は謎とされていた三木鶏朗さんの実像も書いてますから、話題になると思います。
さて、手前勝手な話しに終わってしまいましたね。あ、聴取率の件、ありがとうございました。昨日、お礼を忘れてましたね。付け加えさせていただきました。視聴率じゃなくて聴取率ですね。すみませんラジオ人間なのに(笑)。
今日はこれからNHKでスキマスイッチのツアードキュメントがあって、その後、松坂登板ですね。何時まで起きていられるかな。でも、片付けをしながらです。そうですよ、そっちはまだ終わってません(笑)。明日は、「病院船」の続きをやります。
今日の一曲。何だろう。大森昭雄さんの話しが出たところで、大滝詠一さんの「サイダー’73」を。”あなたがジンと来るときは。私もジンと来るんです”。あのコピーが伊藤アキラさんです。僕は、当時文化放送で「三ツ矢フォークメイツ」という番組の構成をしていたんですが、提供が三ツ矢サイダーで、あのCMソングは、生活の一部でした。なつかしい!じゃ、お休みなさい。