ということでご無沙汰してしまいました。丸々一ヶ月経ってしまいましたね。まだリニューアルは済んでないんですが、考えてみれば、店舗の改装でも、例え工事中でも営業してますもんね。仮営業という言葉もありますし。そんなに待ってなくても良いんだと改めて思った次第です。
これを書かないと確かに睡眠時間は増えましたね。少なくとも一時間は多かったでしょう。でも、書かないことのストレスもあるんですよね。消化不良で1日を終える感じと言いましょうか、出すものを出さないでいるもやもやした感じと言いましょうか。汚い言葉を使えば糞詰まり的感覚と言いましょうか。
でも、一旦、リニューアルと言ってしまった以上、そんなに早く再開も出来ないかなと思ったりもしていたわけですが、一ヶ月も経つと、書かないことに慣れるみたいな感じもあって、それはそれで妙な居心地の悪さにも繋がったりしてました。スポーツ選手は何日も身体を動かさないと落ち着かないという感覚に近いのかもしれません。と、いきなりごちゃごちゃ言ってますが、この辺は変わらないでしょう。
その節はほんとに暖かいお言葉をありがとうございました。本来ならそれぞれの方にご返事を差し上げないといけないのですが、美也子ともども改めてお礼を申し上げます。三匹が二匹になって、多少、何かが足りない感じはしますけど、トミーとジミーがいてくれて、それほどの不在感は感じないで済んでいるようです。
でも、美也子が死んだ次の日、トミーとジミーが、美也子が最後に寝ていた場所に二人でうずくまっていたのは、胸が熱くなりました。何となく事態を察したんでしょうね。ただし、そういう場面はそれきりですけど(笑)。
再開と再会。まあ、何かを再開すれば、当然、再会もあるわけですが。再会という言葉でふっと思い浮かぶのは、あの歌ですよ。"逢えなくなって初めて知った 海より深い恋心”というあの歌。松尾和子さんの「再会」。好きだったんですよねえ。
中学生の時に、一番好きだった女性歌手が松尾和子さんだった、という話しは以前、少し書いた気がしますけど。中でも「再会」でした。オフクロには「中学生の聞く歌じゃありません」とさんざん怒られてましたけど。
あれ、恋人が牢屋に入ってしまう歌ですよね。”ちっちゃな青空監獄の壁を 見つめつつ泣いているあなた”ですからね。何と暗いラブソングだったんだ(笑)。そういう日陰の何かに惹かれる性がその頃からあったのかもしれません。
折角の再開が、監獄の話しですか(笑)。火葬の話しで休止して監獄の話しで再開。どんなブログだと言われそうですね(笑)。でも、どこに行くか分からないのは前と変わりないです。というより全然同じでしょうね、きっと(笑)。
一ヶ月って結構色んなことがありますね。手帳を見て、改めてそう思いました。コンサートで言えば、浜田さんのツアー最初の街、長野がありましたし、広島の氷室さんのライブにはGLAYが遊びに来ていてTERUさんが飛び入りしましたし。福山さんのファイナルの松山にも行きましたし。
長崎では暗澹たるテロもありました。統一地方選は、袋小路みたいな結末でした。オフクロは目の手術で入院したりもしました。それぞれで色んなことを感じたり考えたりもしました。みなさんもそうでしょうけど。時代はゆっくりと考えたくない方へ動いてます。
そんな中であえて一つあげるとしたら、ドアーズのインタビューがあったことかな。60年代の終わりから70年代の初め、アメリカのロックシーンの異端児だったロックバンド。詩的な表現と知的なきらめきに充ちたサウンド。20代の時に好きだったバンドでした。
リーダーのジムモリソンが71年にパリで急死して、バンドは解散するんですが、今年がデビュー40年ということで、リミックス、リマスタリング・ベストが出るんですよ。そのプロモーションでキーボードのレイ・マンザレクという人が来日したわけです。
時間制限でわずか35分間のインタビューでしたけど、感無量でした。この年になってドアーズの、メンバーと話すなんて、思ってもいませんでしたし、終わってから「GREAT インタビュー」とか、言われてしまったりして。メーカーの人も、今回のキャンペーンで一番良いインタビューだった、と言ってくれてました。
普段、J-POPのことばかり書いているから、まさかと思ったようですけどね。毎日新聞の人が「興味ありますか」と聞いてくれて機会が舞い込んできたわけです。予定していた人が駄目になったんでしょうね。いきなり出番が回ってきて好投した井川みたいなもんでしょうか。そう、メジャーリーグの話しもあるか。大変だ、これから(笑)。
ジムモリソンは、LAだけでなくアメリカのロックに強い影響を与えてます。ドアーズは、ベトナム戦争に真っ向から反対しているバンドでした。「もし、ジムが生きていたら、今のアメリカに何と言うだろう」と聞いたら、彼は即座に「もちろん、fuck youさ」と言ってました。
いやあ、早くも延長戦です。これだけ書けば時間も取られますよね(笑)。もう一つ。先週、BAYFMの「モザイクナイト」で尾崎君の特集をするので、なくなってから初めてお墓参りをしました。朝は雨が降っていて、92年4月30日の雨の護国寺を思い出したりしました。
お墓参りに来ていたファンの話を聞いていて、涙ぐんでしまう場面もありました。そういう意味では、彼と再会したわけですし。と書いてきて、ねえ、火葬の話しでお休みして、お墓参りの話しで再開ですか。こんな話しになるとはね、継続性があると言えるんでしょうか(笑)。でも、再度、よろしくお願いします。たまには覗きに来てくださいね。