やっと着いたという感じです。何だか長い一日でした。でも、昨日の放送は楽しかったですよ。番組でも言いましたけど、選曲も何も決めてないで、ぶっつけ本番。リクエスト次第という、まさに生放送の極地のようなやり方をしてみました。
普段は一応選曲して、流れを考えたりしてるんですけど、全くなし。あったのは最初の三曲だけ、後は来たリクエストを見ながら二曲後くらいまでを決めて行きました。ただ、リクエストが無茶苦茶多かったんで予想を裏切ってもうれつにあわただしかったです。番組始まって以来の数だったんじゃないでしょうか。
やっぱりラジオはリスナーに支えられてます。コンサートがお客さんに助けてもらっているのと同じでしょう。それがラジオの良さですよね。再認識させられました。ありがとうございました。それにしても小田さんのファン層の厚さにはビックリでした。
で、幕張のホテルでお昼まで居て、取材でした。あ、ホテルはAホテルは辞めました(笑)。取材は、本田美奈子さんのプロデユーサー。岩谷時子さんの詞を、最も最近、歌った人ということになります。でも、彼女が病院のベッドで歌った「アメージンググレイス」のテープを聴かせていただいて、涙ぐんでしまいました。
彼女はアイドル系でしたから、僕とは全く接点がなかったんですが、一人の女性の生き様という点で、重いものがありました。そうやって業界でアイドル視されることから何とか抜け出したいと思っていたんだなと考えると、勝手な先入観は良くないなと思いました。改めて聞き直そうと思ってます。
夜はその足で渋谷のライブハウス。Milkoというバンドのライブ。元オータムストーンというバンドのメンバーが中心になったバンドです。というよりもそのスタッフにかつて佐野元春さんやクリスタルケイを手がけていた人物がいて、彼からの誘いでした。久々に逢ったんですが、元気そうでなによりでした。
オータムストーンは、布袋さんがプロデユースをしたことで話題になりましたが、結局、思うような結果を残せなかったんでしょう。まあ、そういうのはバンドの宿命かもしれませんが。うまく行く方が少ないですからね。
ただ、僕は一度彼らを取材してるんですが、いつだったか思い出せなかったんですね。それが何とも後ろめたくて、終わってからそのまま帰りました。良くないよなあと思いつつ。流れ作業的にこなしていたのかなあとか。
確かに年間200本コンサートを見ていた時期が何年かありましたし。その頃は、そういう取材になっていたのかもしれません。もうそういう仕事はしたくないですし。相手に失礼だよなあと思った次第です。いつだったのか今度ちゃんと調べて置こうと思います。
とうわけで、明日は「J-POPマガジン」。MISIAの後編。そして、井上陽水・奥田民生さんのコメントです。で、その足で、市原市民会館。氷室さんの初日です。明日も長い一日になりそうですよ。で、最後の曲、そうだ。「アメイジンググレイス」を。今日のことがあるから、本田美奈子さんかな。
実は、子供の頃に耳に残っていて、聞くと必ず泣きそうになる曲というのがあったんですよ。ずっとタイトルが分からなかったんですが、こういう仕事をするようになって「アメイジンググレイス」だと知った次第です。こんなに有名な曲だとは知らなかったんですね。じゃ、お休みなさい。