押し詰まりましたねえ。さすがにバタバタして二日空いてしまいました。木曜日は、吉井和哉さんの武道館へ行って、そのまま幕張のBAYFMでした。pcは持って行ったんですけど、幕張でご飯を食べる場所を探すのに手間取って、入りがギリギリになってしまって、書けませんでした。
幕張は夜景はきれいだし、マンハッタンみたいな空間で好きな場所ではあるんですけど、夜の食事には結構難儀しますね。お店が大体10時過ぎに終わってしまいます。こちらは11時過ぎから入るわけで、どうみても時間帯がずれます。ま、みんなが寝ている時間の放送ですからずれて当然でしょうけど。
「モザイクナイト」は2006年を振り返りました。氷室さんからのメッセージも頂きました。今日の「J-POPマガジン」も氷室さんの後編でしたし、今年は氷室京介で始まって、氷室京介で終わった感じです。ありがとうございました。
で、翌日、つまり昨日か。もう時間の感覚がどんどん分からなくなります(笑)。朝までハイテンションだったんで全然寝付けずに、横になっているだけという感じでした。ホテルのチェックアウトを延長して原稿を書いて、ZEPP東京でした。
RADWIMPSでした。彼らについては何度か書いてますが、今年出会った新人(嫌な言葉だね、偉そうで)の中で一番印象的で、かつ感動的だったバンドです。85年生まれの4人組。ボーカルとギターで曲も書いている野田洋次郎くんは才能の塊です。シャイでデリケートで、気遣いで、それでいてロックです。3月の横浜ブリッツ以来でしたけど、桁違いな何かを感じさせました。来年の最大の注目株です、株、というのも嫌だなあ、投機的でっていちいちうるさいね(笑)。
でも、言葉のセンスといい音楽の幅の広さといい、あふれ出るような自然さといい、ここ数年のバンドの中では傑出してます。去年の新しい収穫はスキマスイッチでしたけどね。今年はRADWIMPSとの出会いでした。収穫、というのも何だかニュアンスが妙だね。
だって、収穫というのは誰か種を蒔いた人にとってのものなわけで、僕は種を蒔いたかというとそうでもないし、じゃ、どういう権利と立場で収穫というのか、と考えると、どうなんでしょうか。ま、考えなくても良いことでしょうけど(笑)。
ZEPP東京に行ったのもギリギリで、終わってから乾杯を待っていたら、10時半になってしまって、それからB・PASS組と食事をしたら終電ギリギリでした。お台場から東京駅にタクシーを飛ばして滑り込み。ほんとに、綱渡りのような2006年を象徴してました。
で、今日は、NACK5で朝が早いですからね。もうお風呂に飛び込んで寝ました。あ、ドボンとか、プールに飛び込むみたいに飛び込んだわけじゃないですよって、ま急いで入ったという程度ですが、ほんとにいちいちうるさいね(笑)。という二日間でした、って何だか細かく報告してるよなあ(笑)。
でも、終わった、という感じがしてます。「J-POPマガジン」も、一年の最後らしく締めくくれたと思ってますし。終わってからのお疲れ食事会のお酒もおいしかったし、ウチに帰って、夜もまた飲みましたし、ま、心おきなく、という気分が少しありました。心おきと心残りとはどう違うんだろうねって、今日は気にしすぎですね(笑)。
あ、心おきがないことはないか。ありました。「レコ大」ですよ。寂しいですよね。まあ、ああいうもんだろうというのは分かってましたけど、きっと、もう賞の誇りとか、選ぶことの気概というような気持ちを棄てたんでしょうね。あまりにも分かりやすい結果で、拍子抜けでした。
と言っても一時は関わっていたこともあるんで、あんまり言えた義理ではありませんけど、少なくともこんなではなかったですよね。誰がこんな風にしてしまったんでしょう。88年に氷室さんが「アルジャノーンに花束を」でアルバム大賞を受賞した時の映像が流れてましたね。よくOKしたと思いましたけど。あの頃、僕も審査員の一人でした。
というわけで、年内の原稿もとりえず終わったし、放送も無事終了して大晦日を迎えます。今年はどうしようかな。まだ迷ってます。家にいようかな。紅白を見たりして。ま、明日、片付けをしながら考えます。じゃ、今日最後の曲です。「アルジャノーン」の最後の曲でした。「独りファシズム」を。流されない独りぼっちでいましょう。お休みなさい。