新宿です。歌舞伎町です。かつては演歌のメッカと呼ばれていたのがかの有名な新宿コマ劇場です。コマ劇場の前には昔は歌舞伎町公園があり噴水が吹き上げてました。早慶戦の後に早稲田の学生が飛び込むんで、今は撤去されたみたいです。で、そのコマ劇場に行ってきました。
何年ぶりかな、それこそ70年代の前半までは、毎日と言って良いくらいに足を運んでいた場所ですが、コンサートとしては80年代の終わり頃に、ユニコーン・ジュンスカ・BOOMというバンドの対バンを見て以来じゃないかなと思いました。その前はいつかな、81年かな。ツイストのコンサートでした。あれは解散コンサートだったのかな、よく思い出せませんが。
前置きが長いよね。昨日、話した「新宿ルネッサンス・フォーク&ロックフェステイバル」でした。長いのは前置きだけじゃなくて、コンサートも長かったっす。面白かったけど、長かった。終わったのは11時前、歌舞伎町で一人で食事をするほど味気ないこともないですね。集団化カップルしかいないんだから。逃げるようにさっさと帰りました。
で、コンサートですが、トップバッターが大野真澄。ガロが35周年だそうで、ボックスが出たと言ってました。オープニングは出演者全員によるガロの「地球はメリーゴーランド」でしたからね。二番手は唄人羽。ちょっと荷が重かったなかな。仕方ないでしょう、あのメンツだもの。尾崎亜美さんは旦那さんの小原礼さんと。「オリビアを聴きながら」はホントに良い曲でした。彼女も30周年!すごいコンサートですよ。
休憩を挟んで、泉谷しげる登場!さすがでしたね。やっぱ絶妙。存在感抜群。ライブをやってほしい人の一人です。でも、思いがけなかったのが井上尭之さん。知ってますか。昔、スパイダーズ、その後は自分のバンドを率いたり、作曲家としても大活躍。自分の書いた曲を弾き語りとセンチメンタスシテイロマンスをバックにエレキ。味があったなあ。渋い。年齢の味でしたよ。
センチの一曲を挟んで伊勢正三。バックはセンチです。いきなりかぐや姫の「置き手紙」でした。得したなと思ったのは風の「海風」を聞けたことかな。あれは日本のAORの名作でしょう。当時は、フォークでもロックでもないと評価が黙りませんでしたが。言い訳するようですが、僕はあれは好きでした。
そしてアンコールは全員で泉谷の「眠れない夜」と「なごり雪」。尾崎亜美さんの黒っぽいコーラスがすばらしかったです。とまあ、これがコンサートの全貌。みんな元気でした。短時間で自分の持ち味でを見せるし、キャリアのある人ならではのジョイントでした。お客さんの思ったより入ってました。演歌の牙城がフォークロックのイベントを行う。まさに時代の変化でしょう。
明日も明後日もあるんですよ。明日は斉藤哲夫とか加川良。URC組ですね。でも、僕は明日の夜はGLAYのインタビュー。ヒムロックとのジョイントシングル「ANSWER」についてですね。明後日は、サンボマスターの日比谷野音です。三日とも見るともっと面白いんでしょうけどね。そういう意味ではサンボも継承者ですから、流れはあるかなと思ったりしてます。
デリコのインタビューもそういう話になりました。良い話でしたよ。オンエアは少し先で7月8日と15日です。明日の「J-POPマガジン」は、ニューカマースペシャルでアクアタイムスがゲストです。
昨日、大雨で出られなかった猫が、うれしそうでした。「ヨレヨレ」も「出たがり」も、二匹で外の空気を満喫してました。「ヨレヨレ」の方はばあさんだから、気管支が弱ってるんでしょう。歩くたびに”ヒーヒー”とも”ヒューヒュー”とも”グーグー”ともつかない呼吸音がするんですが、それでも足を踏みしめて近所の駐車場をチェックしてました。「出たがり」は娘なんですけど、「ヨレヨレ」を途中で待ったりしていて、なかなか仲の良い親子の散歩でした。
おお、こんな時間だ。明日は、早いんですよ。もちろん僕にしては、です(笑)。お休みなさい。
テレビはオランダの二点目を絶叫してます。でも、寝ます。