・いきなりでしょう(笑)。この間の高島屋のトークイベントの時に、参加していた女子学生さんが、山下穂尊さんに質問していたんですよ。「好きな音楽を仕事にすることに逡巡はしませんでしたか」ということでした。
・その質問がずっと頭に残ってたんですね。山下さんは、「逡巡することよりもそれで食べていけるかどうかで頭が一杯だった」と答えてました。僕も少しだけ自分の感想は言ったんですが、もっとうまく言えば良かったなあという感じでした。
・「好きなことを仕事にしない方が良い」というのはよく聞きますよね。趣味と仕事は違うとかね。音楽好きだからと言ってそれを仕事にしようとは思うなとかね。それは確かに正論のようにも聞こえますが、でも、そうかなあと思うわけです。
・今は、それでもやっぱり好きなことをした方が良いと思いますね。確かに趣味で生活するのは大変ですし、そのために嫌なこともやらないといけない。だからといって、好きなことよりも嫌いなことを選んだ方が良いという結論にはならない。
・同じ苦労なら嫌いなことよりも好きなことのための方がやりがいがある。それでそのことが嫌いになるんだとしたら、それは好きなことじゃないのかもしれないとも思いますし。まあ、どれも程度問題ですから、そんなに簡単にはいかないでしょうけど。
・音楽業界は、今、決して豊かでも将来性があるわけでもないです。でも、音楽業界にいる人の多くは音楽が好き、という一点でやっている人が多いです。業界のしがらみとか面倒なこともないとは言いませんけど、音楽が好きな人が多い、ということでは良い業界だなと思ったりします。
・好きなことが仕事になる、というのはやっぱり、素敵なことだと思うのです。好きなことを仕事にすること。逡巡することよりもどうすればそこでやっていけるかを考えてみてはどうなんだろう、と昨日から思ってました。ぼんやりとね(笑)。
・というわけで、明日はインタビュー二本立て。FM COCOLO「LEGEND FORUM」の小室等さんとNACK5「J-POP TALKIN‘」の西野カナさん。年代差いくつだ(笑)。西野さんのアルバム「LOVE it」は、色々新しい試みがされたアルバムです。
・曲ですね。西野カナさん。「手をつなぐ理由」を。じゃ、お休みなさい。