・昨日と今日、そういうコンサートがありました。昨日は、恵比寿ガーデンホール。「風街ガーデンであひませう」。“松本隆作詞活動47周年記念×恵比寿ガーデンプレイス23周年記念”という冠がついてました。
・6日から明日まで四日間。松本隆さんの詞の曲を歌い継ぐという企画。日替わりですね。最終日の明日が松本さんが詞を書いているクミコさんの新作アルバム「デラシネ」を中心にしたデビュー35周年コンサートとなってます。
・”風街“というのは、言うまでもなくはっぴいえんどの金字塔アルバム「風街ろまん」から取っているわけですね。松本さんと言えば「風街」というのが代名詞になってます。45周年の時の国際フォーラムも「風街であひませう」。その続編という感じでした。
・昨日出たのは、手嶌葵、富田ラボ、畠山美由紀、ハナレグミ、藤井隆、堀込泰行、斉藤由貴とクミコさんという顔ぶれ。クミコだけ“さん”づけになってしまいました(笑)。大した意味はないですよ。単にキャリアだけですね。
・そして、今日見たのが新宿文化センターの「ベルウッド45周年記念コンサート」。ベルウッドレコードが発足して45周年。色んな人が、ベルウッドゆかりの歌を歌うというコンサートでした。
・ベルウッドについては、前も書きましたよね。キングレコードの中に誕生した社内独立レーベル。プロデユーサーは三浦光紀さん。音楽事業家としても希有な実績を残してきたLEGENDプロデユーサー。歴史を変えた一人ですね。
・司会兼バンドマスターが高田渡さんの息子さん、漣さん。来年が45周年というはちみつぱい、はっぴいえんどの細野晴臣さん、鈴木茂さんなどのリアルタイムLEGENDから、90年代生まれのバンド、GLIM SPANKYまで幅広い世代が集まりました。
・二日間に共通していたことがありました。英語で言うと“CARRY ON”というんでしょうか。運んで行く、歌い継ぐ。リアルタイムの当事者ではなく次の世代の人達が歌って行く。そういうコンサートでありました。
・松本隆さんははっぴいえんどはもとより、80年代のポップスの言葉のクオリテイを向上させた大功労者ですよね。でも、昨日、歌われていたのは2000年代の曲が多かったんですよ。藤井隆さんのアルバム「ロメオ道行き」とか、ハナレグミの「眠りの森」「真冬物語」とかね。良い曲でしたよ。作詞家・松本隆の現役性を見た思いでした。
・ベルウッド45周年もそうだったんですよ。高田漣さんのアレンジが素晴らしくて、オリジナルとは違う世界を聞かせてくれました。懐メロじゃなかったんですね。そういう意味でも聴き応えのあるコンサートでした。
・だって「風街」の方はオールスタンデイング。それが苦にならない世代が集まってました。僕も何とか持ちこたえました(笑)。今日は、お孫さんの幼稚園の運動会。昨日の雨で順延。、こちらも何とか乗り切りました(笑)。明日はCHABOさんの野音です。
・というわけで、曲です。ハナレグミが歌ってました。ラッツ&スターの「Tシャツに口紅」。好きな曲です。じゃ、お休みなさい。