昨日から今日、明後日と行われる30周年ツアーの東京公演二日目ですね。彼らを武道館で見るのは2回目かな。ずっと武道館はやらない。みんなと同じ階段は上りたくないと言って拒否してきましたからね。最初の武道館以来でした。
武道館って、ステージのバンドやアーテイストを裸にしてしまう感じなんですね。裸は変か。素を見せてしまう。似合うかどうかが見えてしまう。似合わない人たちもいるんですよ。彼らは違いましたね。
1回目からそうでしたからね。若いバンドのような気負いや空回りがない。一段とゆったりとして自然体。良いライブでした。キャリアなんでしょうね。演奏も緩急自在。客席と一緒になって楽しんでいる感じでした。
30周年ツアーですからね。「コンプリート・シングル・コレクション」も出ました。従って、いつもと内容も違う。まだツアー中ですから、その辺は触れませんけど、こういうセットリストは史上最初で最後だろうなあ、というレアな内容でした。
古い曲もありましたからね。そうだよなあ、あの頃は「ヘタウマ」とか言われてたなあとか。ちょっぴり感慨もありました。もうそういう感じじゃないですよ。演奏も大きいし、でも力は抜けている。メンバーの呼吸は阿吽で絶妙、というバンドです。
30周年とメンバーの50才。一番良いときかもしれませんね。脂ぎってないんだけど、脂が乗っている、って変か(笑)。マサムネさんの声も出てました。強くはなってないんでしょうけど、タフになっている。これも変ですね(笑)。
そう、嬉しいことがありました。終わってから挨拶の機会があったんですが、マサムネさんが「今、i-bookで読んでるんですよ」と言ったんですね。何のことだろうと思ったら、僕の本、「70年代ノート」でした。恐縮&感激、でした。
全くの偶然ですよ。彼もちょっとビックリしたみたいでした。この話、宣伝ぽいかなあと思いつつ、です。でも、お知らせしたくなりました。ブログだから良いですよね。個人的な場だし、って言い訳してますが(笑)。
というわけで、曲ですね。スピッツ、シングルコレクションに入っている新曲を。元ビートパンク志望だったバンドの今、という想定で作った曲だそうです。彼らがブルーハーツをコピーしていたことは有名です。新曲「1987→」を。じゃ、お休みなさい。