昨日行われました。小山卓治さんの初のオールタイムベストアルバム「Well~Songs of 35Yerars」発売記念ライブ。3時間を超える熱演でした。アルバムがオールタイムですから、当然、選曲もそういう感じ。デビュー曲から新録音曲まで、濃密な二部構成でした。
四谷天窓というライブハウスは初めて行きました。ビルの5階かな。窓には大きなガラスがはまっていて、そこからビルの向こうの空が見える。まさに天窓。夏の夕暮れから夜景に空が変わって行く様が借景になっていて、良い感じでしたよ。
アコーステイックが基本のライブハウスみたいで、編成もバンドなし。小山さんのギター、ピアノ、エレピと一部がヴァイオリンの磯部舞子さん、二部がサックスのスマイリー。特にヴァイオリンとのセッションが良かったですね。一緒に歌っている感じがして、歌心のあるヴァイオリニストだなあと思いました。
小山さんの声が出てたんですよ。現役感。そういう編成でしたから、初期の曲も懐メロ感がない。若い頃の勢いとは違う哀愁もあったりしました。そう、哀愁ね。ペーソスは同じか。ヴァイオリン効果でしょう。
改めて思ったこと。計らずも彼も口にしてましたけど、”俺たち”という歌がかなり多いんですよね。最近聞きませんよね。”俺たち”。そういう連帯感があった時代なんでしょうかね。当時もそうでしたけど、昨日も聞いていて、胸がジンとするのは、そういう歌だったんですよ。
小山さんの”俺たちソング”が好きだった。自分で再確認しましたよ。彼だけじゃないかな。他のアーテイストでもそうですね。”俺たち”という言葉の持つ青春感。そういう感じ、なくなったなあというのも、しみじみした理由でした。
あの頃の”俺たち”。矢沢さんの「ウイスキーコーク」もそうか。”俺たち、若かったよなあ”ですよね。昨日、来ていた人も、そういう気分だったんじゃないでしょうか。アルバムには最近の歌も入ってますからね。”大人になった俺たち”の歌が聴けます。
拓郎さんのラジオのタイムフリーを聞きながら書いてるんですよ。先週の放送ね。「平凡パンチ」の70年の記事紹介、面白かったですね。広島フォーク村について話すのも貴重でしょうし。回を重ねるごとに良い感じになってますね。音楽の話がやっぱり良いです。
今朝のラジオ欄を見ていたら、今日は「デイラン・ステイービーワンダーを語る」となってました。もうすぐ始まりますね。僕は来週です(笑)。というわけで、曲ですね。小山さんの最近の歌。「靖国通り、月曜の午後」を。じゃ、お休みなさい。