NACK5「J-POP TALKIN’」用ですね。9月に6年ぶり、34枚目のアルバム「月に聴いた11の物語」が出ます。4月にデビュー45周年のシングルコレクションが出ているんで、今年二回目のリリース。元気です。
インタビューは、何と37,8年ぶりでしょうか。40年近いことは間違いないです。どっか不思議な気分でしたよ。どこか恐縮した感じとか、それでいて懐かしい感じとか。ご無沙汰してすみませんという感じもありながらでした。
4月の45周年コンサートを見たんですが、それが良かったんですよ。記念という区切りでありながら、代表曲の羅列のなってない。シングル曲じゃなくて、彼女の世界を形作る色濃い曲が並んでいました。
彼女の世界はよくメルヘンという言い方をされますが、そんな花よ蝶よ的予定調和じゃないです。光と影の奥の深さ。童話や民話が時として残酷な教訓だったりするように、ブラックファンタジーのようなお話も多いです。
それが聞く側の想像力を刺激してくれる。不思議な音楽の旅に連れ出してくれる。子供の頃に神社の森の奥に得たいのしれない生物がいるのではないかと思ったような、ちょっぴり怖い話も歌になっている。新作アルバムは、まさにそんな11編のアルバムです。
彼女はラジオもやってますからね。「オールナイトニッポン」のパーソナリテイーもしてました。話し上手。あっという間に時間が経ちました。オンエアは少し先になります。9月16日と23日。アルバム発売後です。
昨日は氷室さんのフィルムツアーで南相馬市民文化会館。初めて行きました。ツアーで行く機会はないでしょう。へえ、こここでやるんだ、と思って見に行ったんですが、色んなことを感じさせてくれました。
こんなに時間がかかるんだ、というのもありました。福島からバスで1時間半。放射能被害がひどかった飯舘村を横切ってゆくんです。一見、平常に戻っているように見える村の道路際に汚染土が一面に積み上げられている光景は不気味でした。
お客さんの中には、原発のある大熊町からいわき市に避難生活をしているという方もいらっしゃいました。なぜ、あそこで上映したかという意図が鮮明に伝わった感じでした。ファンクラブの会報誌には、そんな話を書こうと思います。
上映後にスタッフの車で仙台へ。涼しかったのはほっとしました。というわけで、曲ですね。谷山さんのアルバムはまだ発売前。氷室さんの「IF YOU WANT」を。震災の後に詞を書き直したという曲です。じゃ、お休みなさい。