6月に出たミニアルバム「sunny day」を携えてのツアー「迷所求跡ツアー」の最終会場の一日目でした。今まで行ったことのない街や久々に訪れる街を回るというツアー、他のアーテイストでは行かないような街がずらりと並んでました。
青森県の六カ所村とか、北海道の音更町、壱岐の島とかね。会場も7,800人のところもあったと言ってましたね。そういう会場を回ってきたツアーですから、当然のことながら、舞台はシンプル。セットも何もない。最小限の照明だけ。フォーラムでこんなにシンプルなステージでやるんだ、という感じでした。
さすが、ですよね。メンバー4人とキーボード、計5人。何の仕掛けもない中で客席を盛り上げる。32年ですからねえ。最後が大きい会場だからと言って気負いの欠片もない自然体。キャリアがなせる技以外の何物でもない感じでした。
TUBE、いつ以来か思い出せないくらい。ご縁がなかった、ということなんでしょうね。インタビューも前田さんしかない。それもこの10年ですよ。僕も当時は雑誌がメインでしたからね。ライターや編集者に何となく担当、みたいなシフトがありました。
ご縁がなかったのはそういうことも大きかったでしょうね。ずっとTUBEを書いているという知り合いのライターもいましたし、俺はいいや、みたいな感じだったのかな。ラジオをやるようになってからは、彼らの方がそういう番組には出なくなってました。
でも、曲は結構好きだったんですよ。今、ANAの機内放送のスペシャル番組で「TUBE特集」を放送してます。それを僕がやらせてもらったんですね。僕で良いのか、と思いながらでしたけど、好きな曲を並べたという趣味的な番組です。
それを事務所の人たちも聴いてくれてて、今日、メンバーにも挨拶できました。30年以上のキャリアのバンドにほぼ初めまして、というのは気恥ずかしくも恐縮しました。次回は是非インタビューも、と思いました。
というわけで、今日も暑かったです。暑いという言葉にもはや何の感慨もない。喫茶店などの冷房の効いた室内との温度差に倒れそうです。曲ですね。ANAのTUBE特集は、この曲で終えてます。「10年先のラブストーリー」。じゃ、お休みなさい。