やっぱり”さん”をつけてしまいますね。例え、本名じゃなくても名前は名前という感じです。先日、インタビューがあったばかり。二週目のインタビューのオンエアは昨日でした。で、今日はツアーの初日。見ないわけにはいきません。
ツアーは弾き語りライブハウスツアーなんですが、さすがに東京での初日ですから、そういうわけにもいかないということでしょう。と言ってもキネマ倶楽部ですからね。普通のライブハウスともホールとも違う会場でした。
駅は鶯谷。上野のとなり。根津とか谷中とか、古い歴史のある街ですが、デパートとかショッピングモールがあるわけでもない。そういう意味ではめぼしいものがない。東京の人でも縁が薄いという街かもしれません。
場所は、駅前なんですが、昔は映画館かキャバレーかというレトロな建物は、彼に似合いという感じでした。何しろギター一本ですからね。同じ事務所の山崎まさよしさんや秦基博さんもギターだけでライブをやりますけど、リズムも同期させたりしますからね。竹原さんは、小細工なしのギター一本です。
体当たりなんだけど人柄が出る。赤裸々な歌なんだけれど、どこかチャーミング。ファイテイングスピリットが迸っている割にはヒューマンな優しさも伝わってくるという生身なライブ。新作アルバム「PEACE OUT」を中心にした2時間以上。引き込まれました。
生ギター一本だけど、70年代フォークとも違う。もちろん、下地にはなっていて、泉谷さんや友部さん、加川良さん、長渕さんの影響も見えたりするんですけど、ヒップホップ以降、ラップの影響も色濃くあることで、そういうノスタルジックさは全くありません。オリジナルですね。
ツアーは年内一杯決まってるんですよ。どこか地方のライブハウスで見たいなあ、と思わせられました。アルバム「PEACE OUT」も力作です。今年のテーマの一つになるかもしれません。
ということで、曲です。アルバム「PEACE OUT」から「俺たちはまた旅に出た」。勝てないかもしれないけど、負けないことは出来る。切ない歌です。じゃ、お休みなさい。