そうなんですよ。もう日付が変わってしまいましたけど、12日は誕生日でした。今年は、合同誕生会もあったんで、自分の中ではもう終わってしまった感じで、今日も普通に仕事をしてました。カミサンが還暦で、彼女の誕生日に二人分やった、ということもあるね。ほんとに通過点という感じでした。
去年くらいから、もうちょっと大げさに考えてたんですよ。70になったら、身の回りを整理して、どっか旅に出ようとかね。でも、実際に迎えたら、そういう感じじゃないですね。それで良いんじゃないでしょうか。古希だの簿記だのは、似合わない。間に”ツ”が入ると別ですが、って何言ってんだ(笑)。
好きなことやってるわけですからね。いやいや我慢しながら会社勤めを続けてきて、やっと解放されました、という環境じゃないです。このままどこまでやれるんだろうということしかないんでしょう、と、どうにも当たり前のところに来てしまいました。
もちろん、体力とか、気力とか、もはやどうにもならない色んな問題もありますけど、これもなるようにしかならない。後は運に任せて、と言う意味のラッキー7かもしれません。でも、ほんとに笑うしかない(笑)。笑えるうちが花、ということかもしれませんけど。
普段の会話で何気なく、70才という数が耳に入ってきた時に思い浮かべる年齢像がありますよね。その後、一瞬、間があって、「俺じゃん」と思うんですよ。自分のことだと思えない。60の時は、まだそこまでは思わなかったですけど、もう待ったなし(笑)。
どうなっちゃうんだろうねえ。新しい音楽にはアンテナも届かなくなるだろうし、ライブにもそんなに行けなくなるとしたら、現役とは言えなくなるんだろうし。そうなったら、こうやって書いていても誰も読んでくれなくなるんだろうし、って何だかネガテイブになってますね(笑)。
そう、70は紙一重。色んな意味でね。際どいわけです。だからこそ、毎日を丁寧に、ということになるんでしょうけど。この10年、すごいでしょうねえ。楽しいことがあるんだろうか、って、またマイナス思考(笑)。
揺れる70代。迷いの70代って、全然ラッキーじゃないじゃん(笑)。60代最後の年が氷室さんの最後のツアーと重なって、70代最初のライブが、浜田さんのツアー。ツアーブログに書いた”二度とない旅”というのは、自分のことでもあります。間に他の仕事もあります。どんな旅になるんでしょう。
ということで70代最初の曲。浜田さんの「遠くへ~1973年春・20才」を。20歳から50年も経ってるんですよ。信じられない。僕らは遠くまで来れたんでしょうか。そして、どこまで行けるんでしょうか。じゃ、お休みなさい。ありがとうございました。