前回の海老名に続いての里帰りコンサート、”地元でSHOW”の最終日。海老名は雨に振られましたけど、お天気、大丈夫でしたよ。暑くもなく寒くもなく。時にはうっすらと青空も見える。秋の野外としては快適なお天気でした。
そういうことも当然影響したんでしょうね。海老名とは相当に違ってました。あの雨が彼らをまた大きくしたという感じかな。ライブの逆境に対しての対応力、学習力、修正力。あれが10年のキャリアなんだろうなと思いました。
会場も良い環境でした。グランドの向こうに森が広がっている。反対側には、遠く厚木の市街が見える。東京近郊では味わえない故郷感、日が落ちてから、曲の合間に虫の大合唱が聞こえたりする。ステージの演奏と虫の声がコラボしている。まさに野外ライブでした。
前回の雨の海老名公演は、素になった時の彼らの人間味を感じさせてくれましたけど、今日は気持ちとプロのスキルが一体になったライブという感じ。路上時代の曲も色々披露してくれました。その頃から、こんなに良い曲を書いていた、という発見もありましたよ。
デビュー当時は、曲の良さにライブが追いついてない時期もありましたけど、もうそこにはいません。ロックバンドでもアイドルでもない。曲の良さで勝負して、彼らにしか出来ないライブで客層を広げてゆく。老若男女という言葉は彼らのライブのためにあるのかもしれません。
でも、厚木は遠かったです、海老名もね(笑)。というわけで、この曲、良かったなあ。いきものがかり「風が吹いている」を。じゃ、お休みなさい。