9月ですよ、ってだからどうした、という方もおいででしょうけどね。夏、終わりです。今日も晴れてましたし30度を超えてましたけど、朝晩はひんやりしてます。夏、終わっちゃうなあという感じです。こっから何週間かが一番苦手。日の入りがどんどん早くなったするとやたらと寂しい。
今年の夏、あなたはいかがだったでしょうね。色んな事のあった夏でしたよね。筆頭はオリンピックでしょう。そんなに毎晩目を皿のようにして寝ないでテレビにかじりついた、というほどじゃなかったですけど、やっぱり一喜一憂することも多かったです。
でも、NHKの解説委員がオリンピックの効果を”国威発揚”と言ったのはビックリしました。オリンピック精神というのは国や民族を超えるものだと思ってましたけど、もはや違うんだな、と思い知らされた気がしました。
そう、もはや違うんだということを痛感した夏でもあったかもしれません。自分の体力とかも含めてですよ。こんなことで疲れてしまうのかとか、これしか出来ないのかとか、もどかしさばかり感じてました。熱中症寸前だったこともありましたからね。
楽しかったこと。石巻のapbankfesかな。それと、孫たちと一泊旅行に行ったこと。孫が「スーパーあずさ」に乗りたいというんで、松本まで行って温泉に行ったんですけど、最高気温38度。暑くてダメでした。あれも思い知らされたかな。
心強かったこと。オフクロが自力で立ったことかな。寝たきりになりそうな危機を脱して、9月には外泊出来るまでになったこと。苑の担当の方が驚いてました。96才の誕生日は家で迎えられそうです。頑張りの夏だったということでしょうね。
世の中はひどいニュースばっかり。あの障害者施設の殺人事件はその最たるものでしょう。あれももはや違うんだな、と思い知らされた出来事でしたね。人と違う人、ハンデイを負った人に対しての差別感。それも差別という意識がない独善的な正義感。
NHKで相対的貧困を告白した少女に対してのバッシングもそうでしょうね。貧困家庭の女の子がなけなしのお金で買った物に対して揚げ足を取る。ブルーハーツの「トレイントレイン」の歌詞を借りれば、弱い者達が更に弱い者を叩いて憂さ晴らしをするという悲惨な構図。
弱い者いじめをしてはいけませんよ、と一度は言われ事のあるのが僕らの時代でしたけど、あれも、もう違うんだなあ、と思い知らされた出来事でした。そんなのばっかりですね。そう、SIONの日比谷野音に行ったんです。もうずいぶん前、8月11日か。
良かったんですよねえ。SIONは、子供の頃に障害を負ってますからね。そういう歌も多い。彼の歌にある優しさは、自分の体験でしょう。あの事件があったから余計、そう思ったのかもしれません。彼の歌に「12号室」という歌があるんですけど、あれを歌ってました。
子供の頃にそういう施設に入れられた時の歌なんですね。そこで出会った少女のことを歌っている。名曲です。SIONは今年が30周年。その記念ということもあってでしょう。久々に聴きました。SIONの「がんばれがんばれ」という歌は、BEGINの上地等さんもカバーしてます。
台風も妙でしたよね、って、だらだら書いてるな(笑)。今日はスピッツのNHKホールでした。「J-POP LEGEND FORUM」の8月はスピッツでした。9月はBEGINです。というわけで、気候の変わり目、体調にご注意。曲ですね。SIONの「12号室」、ご存じない方も多いでしょうから。じゃ、お休みなさい。