昨日、でした。「J-POP LEGEND FORUM」の9月分。特集が彼なんですね。8月19日に「アルファ・レコード・We Believe in Music」というアルバムが出ます。9月27/28日には渋谷オーチャードホールで「ALFA MUSIC LIVE」というコンサートも行われます。
ALFAというのは、村井さんが作った音楽出版社・レコード会社の名前ですね。それにちなんでの特集。”アルファー”という特集にしようかとも思ったんですけど、村井さんは作曲家としても名曲をたくさん書かれているんで、彼の名前の一ヶ月にしようと思ってます。
ちょっと早いんですけど、彼は、アメリカに住んでいてなかなか日本に帰ってこない。一昨日、彼のピアノコンサートがあるというんで、急遽時間を頂きました。昨日は「MIND OF MUSIC」の台本もあったりで、かなりテンパッった一日でありました。
村井さんの書かれた曲、赤い鳥の「翼をください」でしょ、タイガースの「廃墟の鳩」でしょ、モップズの「朝まで待てない」でしょ、テンプターズの「エメラルドの伝説」、ピーターの「夜と朝のあいだに」とか、北原ミレイさんの「ざんげの値打ちもないけれど」、色々あります。
アルファー・ミュージックは出版社、原盤制作の会社で、赤い鳥、荒井由実さん、吉田美奈子さん、小坂忠さん、GAROとかね。瀬尾さんの育ての親(笑)。アルファーレコードは何と言ってもYMOですよ。良質でグローバルなポップスが多かった。70年代から80年代半ばまでの立役者の一人でした。
今はアメリカに住んでいるんですね。1945年生まれ。70才。作曲家デビューが22才。出版社を作ったのが24才。早かったんですよねえ。そういう意味では”時代の寵児”の一人。比較しても意味がないですけど、僕と年がそんなに代わらないのに、当時から雲の上の人に見えてました。
取材とかは歌い手さん、アーテイストに話を聞きますけど、そういう人に会う機会もあんまりなくて、初インタビュー。この間の松本隆さんとは違う意味で緊張しましたよ。心臓がバクついておりました。でも、物腰が柔らかで、穏やかで知的。こんなに洗練された70才がいるんだ、という感じでした。
ですから、オンエアはまだずっと先。9月に入ってからです。その前に8月がありますからね。8月の特集は、戦後70年にちなんで「J-POPの70年」。僕一人でしゃべります。一週目は明日か。昭和20年代から30年代前半の話をしてます。「読むJ-POP・1945~2004」の一人しゃべりラジオ版です。
ということで、曲です。村井さんのお書きになった曲。ザ・タイガースの「廃墟の鳩」を。じゃ、お休みなさい。