夏休みになりますね。学校も幼稚園も。そろそろどっかに行きたいねえという時期を見越して、明日の「MIND OF MUSIC」は、”ビーチソング対決”。がちんこの選曲対決。リスナーのメールが勝敗を決めるわけですが、この選曲に迷いに迷いました。
ビーチソング、名曲がたくさんあるわけです。サザンや達郎さんだけで何時間も番組が出来てしまうくらい。でも、それじゃあね、ということで色んなストーリーを考えながら選んだんですが、難航。時間切れ。考えすぎて墓穴という典型になってしまいました。
みんなが知ってる曲はたくさんあるわけですけど、どっかリアリテイが違って来ちゃってる。ビーチで女の子を軟派するという歌もどっか気恥ずかしいし、そんな年でもないなあ、とか思って逡巡したのがいけなかったです。泥沼(笑)。結局、出口が見えないまま送ってしまいました。
実は、今年の5月に、80年代に一緒に仕事をした友人がなくなったんですね。大竹憲一という水中カメラマンで雑誌「ダイビングワールド」の編集長だった男。70年代の終わりに出会って、彼は編集長兼カメラマン、僕はフリーの編集者兼ライターで、グアムとかサイパンを取材に行ったんですよ。
70年代、僕は深夜放送と新宿ですから、不健康極まりない。そういう生活の中南の島のすばらしさを教えてくれて、海に目覚めさせてくれたのが彼だったんですよ。結局、彼は、グアムに住んでしまって、現地のフリーペーパーを作る会社を起こしたりしてました。
グアムに住んでいる女性と結婚もして、7,8年くらい前かな。アメリカ本土に移ったんですね。訃報はそれ以来。僕と同じ大学のアメフト部で、強健そのもののようだった男が10万人に一人という難病であっけなく逝ってしまった。
ビーチソングをあれこれ聞いていて、彼のことを思い出してしまったんですね。そんな追悼の気持ちも込められないかと思ったりして迷いの海に入り込んでしまったということもありました。80年代のビーチソングが多くなったのはそんな理由もあると思ってくださいって、まだ明かせないね(笑)。
人生を変える出会いってそんなに多くないですけど、彼に出会わなかったら、こんなに南の島に関わるようにはならなかったでしょうからね。アメリカに行ってから何の音信もなかっただけにびっくりしてました。今年は色んなことがあるなあ、と妙に感慨深くなる原因の一つでもありました。
ということで、僕のお腹も相変わらずぐずついてます。30日に大腸カメラを撮ることにしました。そろそろ梅雨明け、すかっと行きたいもんです。明日は、SEKAI NO OWARIの日産スタジアム。雨、勘弁してほしい感じです。曲ですね。彼らの最新ヒット、「DRAGON NIGHT」を。じゃ、お休みなさい。