今日も映画のお話。「ラジオの恋」という映画が公開されるんですよ。今、試写会代わりのDVDを見たばかり。68分という短い時間なんですが、じんわりとした暖かい気持になる良い映画でした。公開が2月21日なんでまだ早いんですけど、今見たばかりですからね。熱いうちにね。
ラジオの話ですね、って当たり前か。当たり前だのクラッカーという冗句は昭和40年代でしょうか。”俺がこんなにモテルのも、当たり前だのクラッカー”だっけ。”こんなに強いのも”だっけ。どっちでもいいか(笑)。前田のクラッカーってまだあるのかな。
食べたことないのに名前だけは知ってるというお菓子でありました。そう、映画の話ね。ラジオのアナウンサーの話。声は知られているのに顔は知られてない。似てるか、似てないね(笑)。広島に中国放送というラジオ局があるんですが、そこの人気パーソナリティ-、横山雄二さんのお話ね。
実在のパーソナリティーが、そのままの役柄で出てくる。スタジオで現実と同じようにマイクの前に向かってしゃべっている。ドキュメンタリーと言えばドキュメンタリーなんですが、フィクション。大作でも問題作でもなくて、それが逆にラジオぽいほのぼのとしたファンタジーになってます。
横山雄二さんのは以前から名前は存知あげている人気パーソナリティなんですが、ラジオをやる意味を見失っている。ラジオなんて辞めちゃおうかと投げやりになっている中で出会う、現実か非現実か分からない謎の女神の予言で目を覚ますというお話。あんまり言っちゃうとね(笑)。
ラジオの良さというか、理想。リスナーとの距離感がすごく良く出ている。ホロリとする人情ファンタジー短編という感じ。浜田さんの「夢のつづき」が主題歌の「アゲイン」ほどの本格劇映画ではないですけどね。音楽が広島出身の矢沢さん、「トラベリン・バス」と「アイ・ラブー・ユー・OK」、効果的でしたよ。
プロデユーサーが広島に行くと一緒に飲んだりする中国放送の旧知の友人。もう25年以上ですね。もちろん拓郎さん、浜田さんのファン(笑)。頑張ったなあという感じでした。地方にいるからこそ作れる作品だなあと思った次第です。
映画の中の広島の街、きれいですよ。道が広くて川があって山が見える。夕景や朝焼け、ネオンの街。広島が好きな人が作ったということが良くわかります。「ラジオの恋」というタイトルの意味はご覧になってどうぞ。2月21日から新宿武蔵野館で公開されます。
曲ですね。映画の中で使われていた曲を。矢沢さんの「トラベリン・バス」を。ヤンキースの黒田投手も帰ってきたし、今年は広島の年になるかもね(笑)。じゃ、お休みなさい。