ゲネプロというのは本番と同じように行う通し稽古ですね。22日に初日を迎える「夜会・工場」が、初めてメデイアの前にお披露目となりました。過去の17回の「夜会」の名曲・名場面を再構成するというコンサート。オペラなどにある”ガラコンサート”というスタイルに近いかもしれません。
面白かったですよ。これまでの17回を全部見てますけど、そうそう、こういうシーンがあったなとか、こんなシーンあったっけとか。それでいて通しで見ると、明確なテーマがちゃんと見える。毎度のことですけど、凝ってるなあという印象でした。ここまでにするのは大変だっただろうなとも思いました。
名場面、名曲集ですから、衣装やシチュエーションも違うわけです。色んな格好をして歌うコンサートというとあまりに皮相ですけど、そんな楽しみ方も出来ます。みゆきさんは、”工員”に扮し全体を通しての狂言回し的な役割にもなります。工員作業服というのもなかなか素敵でありました。
今日発売の「十二単~Singles4」も、単にシングルを並べただけなんですが、結果的に彼女が何を歌ってきたかが鮮明に見える。そんな勝手な裏読み解釈はオフィシャルサイトの方でお読み下さい。でも、「夜会・工場」は、「夜会」も実はそうだったんだという謎解きにもなりそうです。
通常のコンサートとも「夜会」とも違うテーマ性を持ったコンサート。また新しい活動のスタイルが出来上がったようです。相変わらず、チケットは大変なようですが、期待して良いと思いますよ。彼女も終わってからスポーツ紙などの共同会見に臨んでました。どんな記事が出るんでしょうか。
熱はもうないです。抗生物質を飲んでるんで、だるかったり眠かったりもしてますが、それは時間の問題でしょう。曲ですね。みゆきさん「夜会」のテーマ曲「二隻の舟」を。「工場」にも新しいテーマ曲が作られてました。それはまた。じゃ、お休みなさい。