戻りました。東京ではなくてワイキキ。ワイキキは消えました、と言っておきながら、やっぱりここもステキだなあと思っております。人のにおいや雑踏のぬくもりに落ち着きを感じてしまうのは、東京で暮らしている人間、東京で育った人間だからでしょうね。戻ったのは同じ部屋ですし、帰ってきた感じがあります。
島内一周、おもしろかったです。日頃から単独行動派にとって、団体で観光スポットを見て回るというパターンは、あんまり縁がないんですが、こういう形じゃないと行けないところやまとめて見られないところもあって、お得感一杯でありました。
ハワイ島、すごいです。いい加減なことを書いてました。まず、島の大きさは四国の半分、東京都の数倍でした。何倍かは忘れました、この変がいい加減なんだ(笑)。4000メートルという富士山よりも高い山が二つもある。キラウエア火山という活火山は今も活発に活動中で噴煙を上げている。
活火山の火口も高山の雪渓も全米で何番目かという広大な牧場やコーヒー農園もマンゴーパパイアが自生するジャングルもある。水平線に沈む夕日も全米一美しいと言われたビーチもある。ビーチも白砂と黒砂と両方ある。日本人にとってはサトウキビ畑に入植した移民の方たちが作った歴史を感じさせる古都もある。
バスで10時間という駆け足の島内一周は、見所満載でありました。粗末な観光バスで腰に来ましたが、個人ではあんなに要領よく回れないでしょう。ガイドのおばさんも日系二世かな、移民の苦労話や、アメリカと日本、最近のハワイなど、生活している人じゃないと話せないことばかりで勉強になってしまいました。
あの島は奥が深いです。15分も走れば気候が変わる。一帯の景色も違う。リゾートの質も世界最高級。アウトドア派にものんびりリゾート派にもエコロジー派も楽しめる島でありました。溶岩トンネルとか、火口一帯とか、パワースポットというのはこういう感じなんですね、と思いましたよ。
次は、ハワイ島中心かな、と思ってワイキキに、戻ったら、ここの街の人間くさい色っぽさにほっとしてしまいました。ここもやっぱりすてきです。こうしてますますハワイが好きになってゆく(笑)。次は来年かなあ。それまで頑張って仕事しようと思います。
好きなことをやって、こんな風に時間を過ごせる。これで不満があったら罰があたるなあ、と水平線に沈む夕日を見ながら改めて思いました。何でしょうね。こっちに、来てからほんとにいろんな人の夢を見るんですよ。今まで関わったミュージシャンとか仕事仲間とか。なんだか自分の頭の中を見ているようです。
溶岩トンネルならぬ記憶のトンネルね。まだ、あんな風に風化してませんけど(笑)。それを抜けてまた東京の日常に戻る。23日からGLAYのツアーも始まってるんですよね。そうだ、ハワイ島は1960年のチリ地震の津波で大打撃を受けてるんですよ
3・11の時もかなりの津波で、その後遺症で営業してないホテルというのもありました。同じ地球です。どこかでつながってます。そうだ、アロハという言葉には”分かち合う””という意味もあるんだそうです。というわけで、食事にゆきます。ワイキキは便利です(笑)。