明日、「J-POP TALKIN’」のインタビューですね。先週と今週が家入レオさんで、その次になりますね。家入さんは、現役高校生シンガーソングライターですが、その少し前に、女子高生のカリスマと言われたシンガーソングライターがミリヤさんでした。21日にアルバム「TRUE LOVERS」が出ます。
去年、ベストアルバムを一位にしてから最初のアルバム。今年は、小説も書いたんですよ。先日、二作目の「UGLY」も出ました一年で二冊ということになりますね。一作目は本屋さんになかったんで、二作目の方を読みました。なかなかでした。こういうと失礼ですけど、予想以上でありました。
書き慣れてるなあという感じ。無理も背伸びもしてない。それでいて感情が伝わってくる。主人公の女の子の孤独感や渇望感、大人や社会への軋みのような感覚。会話の感じとか、手慣れている感じでした。自分で詞を書いているからなんでしょうね。散文と詩は全然違う、とみゆきさんが言ってたことがありましたけど、そういう印象はかかったです。
彼女は詞も曲も書くし、ファッションブランドも持っているし、ビジュアルも自分で考えるという女の子なんですが、そういうマルチさがどんな風に評価されて行くんでしょうか。日本は、色んなことの出来る女性に対して寛容じゃないですから。でも、同年代には熱烈に支持されてます。
今日の「MIND OF MUSIC」は、「オータムソング対決」。色んな秋の歌があるんですが、今日、これをかけたかった、と思ったのは沢田研二さんの「コバルトの季節の中で」。こういう時じゃないとかけられませんからね。76年のシングル。ヒットしなかったんじゃないかなあ。
伸びやかで気持良い曲なんですけど、あの頃は「勝手にしやがれ」とか「カサブランカ・ダンデイ」の頃ですからね。派手さとセンセーショナルさが売り物の時代に、素直すぎたんでしょう。作曲も沢田研二さんだったんですよ。作詞は小谷夏さん、演出家の久世光彦さんのペンネームでした。
70年代のジュリー、輝いていたなあと再認識しました。ということで、その曲を。じゃ、お休みなさい。