非公開コメントの中に、今日が誕生日だという方がいらしたんで遅まきながら。まだ12時前ですし。最近、訃報が多いんで、誕生日とか結婚記念日というのは、ポジテイブな気分になれるんで良いですね。40代最後、ということでした。良いな、40代。とうの昔に過ぎてしまいました。
でも、それぞれの年代の最後の年、というのはそれぞれ感慨がありますよね。感傷的になって振り返ったり反省したり、新しい気持ちになったり。そういう中でも40代最後は、格別でしょう。49歳、何かあったかな。そうだ、手書きを止めた年だ。そう、ぞれまで手書きだったんですよ。
今はもちろん、PCですけど。使っているのは一太郎です。漢字が多いのと語彙が豊富なんで、助かります。ワードはどっか馴染めない。日本語用じゃない感じがしちゃうのかな。でも、49歳の時はワープロでしたね。そうか、ワープロにして16年か。それなりに時間が経ってるな。
きっかけね、何を隠そう、拓郎さんなんですよ。隠すこともないですけど(笑)。その頃、FM東京の彼の番組の構成をやっていたんですが、彼が、50歳になる前に新しい何かを始めるべきだ、というような話をしたんですね。”時代遅れの文化人が良いのか”とか、結構、挑発されたりしてからですね。
ちょうど端境期みたいな時だったんですね。物書きの中にも、やっぱり手書きだ、という人も多くって、そういう人達の方が作家的な雰囲気がある、という感じだったのかな。万年筆に想いが伝わる、みたいなね。そういう先輩のフォークシンガーもいたりして、その人の名前を出したりしながらでした。
思い出してきた。高倉健さんが、パソコンかワープロのCMをやってたんだ。それがカッコ良いと思ったというのもありましたね。ヘヤスタイルも変えたんだ。健さんみたいな短髪にしました。結構ミーハーじゃんね(笑)。でも、そういうきっかけがないとなかなか変われませんよ。特に年を取れば取るほどです。
もう手書きは書けないですからね。ペンを持っても文字が出てこない。言葉は思い浮かんでも字につながらない。しかも、その頃は手書きの原稿を編集部まで持って行っていたんですからね。手間のかかることこの上なかったことになります。今はほんとに便利になりました。
昨今の風潮は、便利さに対して否定的だったりして、昭和に戻ろうみたいな傾向もありますけど、こういうことは今方が良いですよ。そういう面は認めないとね。これもテクノロジーと呼ぶのなら、恩恵を被ってますよね。だって、こんなことを書いてられるんですから。
というわけで、5月31日が終わろうとしてます。6月かあ。まずはさいたまスーパーアリーナの浜田さんですね。明日の夜に近くのホテルに泊まろうと思ってます。そうだ、東方神起の「ワッツイン」のインタビューは入稿しました。来月発売になります。6頁くらいあるのかな。はっきりしませんけど(笑)。
さて、誕生日おめでとうです。拓郎さんの「いくになってHAPPY BIRTHDAY」もありますが、昨日も、だもんね。みゆきさんの「誕生」を。じゃ、お休みなさい。