順番が逆かな。80年代と70年代。どっちでも良いようですが、話の比重から言うとやっぱり80年代と70年代ということになるかな。今朝の「MIND OF MUSIC」の続きですね。今日は3月20日に幕張メッセで行われる「ALL THAT LOVE」というイベントの特集でした。
出演者は米米CLUB、TMネットワーク、プリンセスプリンセスの3組。プリプリは何と16年ぶりの再結成です。主催がBAYFMということもあって、僕らの番組も4回に渡って特集です。今週は米米を中心にそれぞれの代表曲を紹介するという内容でした。
で、一昨日、昨日と、構成をするんで曲を選んだのですが、これが楽しかったわけですよ。この3組がそういうバンド、集団ということもあるんでしょうが、やっぱり80年代というのはそういう時代だったんでしょうね。明るい、楽しい、そして夢があった。
音楽だけじゃなくて、自分の生活もあったんでしょう。音楽を中心にして色んな楽しいことがあった。そんな色んな事を思い出したりもしました。70年代ももちろん忘れられないことがたくさんあるんですけど、楽しさ、という点では一口では語れない複雑な面もあった気がするんですよ。
やっぱりどこかに重さとか暗さとかを引きずってたというんでしょうか。思うようにならないもどかしさとか、何かを捨てたり、諦めたりしないといけないまま進んでという手探り感とかね。自分の仕事もそうだったのかもしれません。目の前にあることに精一杯だった。その日のことで必死になってた。
80年代は、そうじゃなかった感じなんですよ。目安が立ってきたというんでしょうか。そこに音楽が絡んでいた。70年代のように何かを敵視したりしないふぇ、もっと自由だった。色んな音楽がありましたからね。それが若者の音楽ということで括れた。開花の時代だっただと思いますよ。
ロックもファンクもポップスもダンスミュージックも。よりどりみどりで一斉に走り出していた。米米、TM、プリプリはそれぞれがそんなジャンルのパイオニアでしたからね。こういう時代はもう来ないんですかねえ。そんな明るさはやっぱりバブルに向かう日本社会の勢いでもあったんでしょう。
というようなことを考えてました。3月20日、幕張メッセです。そうだ、金曜日に見たNICO Touches The WallsのZEPP TOKYOはめちゃくちゃ良かったです。開眼したように清々しいライブをする。こういう時があるから楽しいわけですが。彼らが次の時代を作ってくれることを願うばかりですが。
さて、曲ですよ。プリプリの「19 GROWIN UP」を。昨日、聞きながら泣きそうになってました。イントロがVANHEILENの「JUMP」に似ているという人も居ましたが、音楽に重要なのは、そういうことじゃないということもあらためて感じました。
新橋にあったテントのライブハウス、PITに彼女たちを見に行くのにこの曲を口ずさみながら東京駅の階段を駆け上がったことを思い出しました。もう階段は駆け上がれません、せいぜい天国への階段という感じですが、ゆっくり行きたいです(笑)。じゃ、お休みなさい。