試聴会がありました。ビクターの彼が使っていたスタジオでのお披露目。サザンの「キラーストリート」の時もそこでやりましたね。彼にすればデビュー以来の古巣でもあるわけで、出来あがったものを聴いてもらうにはここじゃないと、ということなんでしょう。
力作でした。いやあ、良かったですよ、と軽々しく言えないくらいの渾身のアルバム。全17曲。時間は70分以上。50代半ばにさしかかった彼の日々の想いが溢れてます。ヴォーカルもすごみが加わっている。ほんとに歌のうまい人だと感動しました。
聴いている途中で病気のことを忘れてました。作っている時には、そんなことは全く意識されてないわけでしょうから、そのこととアルバムをことさらに結び付ける必要もないんだと思います。命懸けで音楽を作ってる、身を削りながら音楽を作ってきているというのは今も、これまでも変わりはないんでしょうし。それでいてそういうことをことさらに感じさせてこなかったプロ意識ね。今回は、そういう次元にもいない。もっと高みを見てしまった感じです。
彼は、ヴィデオコメントで「境地」という言葉を使ってましたけど、そういう印象でした。達観しながら音楽に向き合っているという感じもしました。あれだけ色んな音楽を体得、昇華している人が、自分の中にある大事なものを慈しみながら注ぎ込んでいる。
とは言え、今回ばっかりは完成しないこともあったわけですからね。こうして出来あがったものを聴けることを感謝したいと思います。色んなことを考えさせるアルバムでもありますし、もっと整理してみないと、という感じです。深いですよお。受け止め甲斐があります。ライブで聴けることも願いつつです。
と書いていたら、テレビでCMソングで「月光の聖者達」が流れてました。読み方は”ミスタームーンライト”なんですよ。ビートルズへのオマージュでもあるんでしょうけど、桑田ミュージックです。あ、アルバムタイトルは「MUSICMAN」。音楽人間、音楽しかない人間、自分のことでもあるんでしょうね。是非、ご一聴ください。発売は2月23日です。
サッカー、興奮しましたねえ。何だ、あのPKは。途中から審判が妙だなとは思い始めたら案の定。中東寄りだったんでしょうね。でも、勝って良かったですよ。さすがに今日は眠い。朝がそんなに早いわけじゃないですけど、睡眠4時間半はきついや。
年を取るとそんなにダラダラ寝ていられなくなる。早く目が覚めてしまうという人は多いですけど、まだそこまで行ってないです。特に冬はこのままずっと寝ていたいなと思いますし。何にもしないで寝ていたい、根が怠惰なんでしょうね。怠惰の清盛って何のこっちゃ(笑)。
今日は韓国とオーストラリア。事実上の決勝戦みたいなもんかもしれませんが、見ている場合じゃない(笑)。明日はGLAYの横浜アリーナだ。武道館以来。どうなっているんでしょうか。さて、曲です。CMでも流れてます。桑田さんの「月光の聖者達(ミスタームーンライト)」。じんわりと沁みます。じゃ、おやすみなさい。