えーと、昨日ですね。NHK文化センターは、っていきなり健忘症か(笑)。ありがとうございました。一回目よりもスムースに落ち着いて話が出来たと思います。でも、いきなり一番肝心な曲のCDを忘れてきたしまったりして大恥をかきました。
タイトルにもなっている「上を向いて歩こう」を忘れしまったわけです。もちろんラジオのオンエアの方は後で差し込めますから大丈夫なんですが、その場では流すことが出来ずに失礼しました。これは忘れちゃいけないと思って別のところに置いておいて忘れる。
そういう鳥がいましたね。よく知りませんけど、モズだったかな。獲ってきた虫とか餌を他の鳥に見つからないように、別の木に打ち付けておいて、その場所を忘れてしまうんだそうです。まるで鳥だね。トリ忘れとか言ったりしてる場合じゃないか(笑)。
文化センターの片が、他の”講座”を持っている絶叫短歌詩人の福島泰樹さんは、忘れたCDの歌詞を配ってみんなで合唱してましたけどどうですか、と言ってくれたんですが、さすがに恥ずかしいんでやめました。僕は絶叫系じゃありませんし、お酒も入らずに人前で歌うほど、度胸もないっす。
という昨日でした。で、インタビュー二本立てでしたよ。森山直太朗さんと平原綾香さん。「MIND OF MUSIC」と「J-POPマガジン」。二人とも6月9日にアルバムが出ます。片や「あらゆるものの真ん中で」、片や「MY CLASSICS2」です。対象的なアルバムですけどね。
インタビューはそれぞれ面白かったです。それは、放送を聞いていただくとして、直太朗さんのアルバムは衝撃的に良かったです。衝撃のアコーステイックアルバム。こんなにアコーステイックギターのアルペジオが美しいアルバムは少なくとも最近では初めてでしょう。
何と、サウンドプロデユーサーが石川鷹彦さんでありました。全面参加、デリケートで奥行きがあって豊か。曲も、拓郎さん、岡林さん、友部さん、さださんという人たちを思い浮かべる曲が並んでいて、それが、懐古的になってない。昔の音楽をやっているという感じが全くない。
彼がやるからなのかな。詞もまさに世界観。詩としての想像力も書きたてられるし、歌にあっている。絶品のアルバムですよ。今のシーンの中でどんな風に聞かれるか、ワクワクするくらいです。直太朗さんは、「J-POPマガジン」でもお願いしてるんですが、これは公開スタジオであります。
リスナーにスタジオに入っていただいて、一緒にインタビューする。質問を用意してもらって、直接聞いていただく。インタビュアーは楽してるわけですが(笑)。今日の話とは違う内容になりそうですし、こっちも楽しみです。
彼は何かを引き受けようとしたんだなと勝手に推測しましたけど。アイデンティティというんでしょうか。平原さんもそうなんでしょうね。彼女のアルバムはクラシックのカバーの第二弾。というような話は今週の土曜日です。さて、直太朗さんのアルバムに入っている「グングルパーニア」という曲を。拓郎節です。まだ聞けないでしょうが、お楽しみに。じゃ、おやすみなさい。