というわけで、TAKUROさんとHISASHIさんのインタビューが終わりました。なかなか良いインタビューでありました、と自画自賛でありました。会うたびに味の出てくるメンバーであります。大人の味だね。放送は「J-POPマガジン」の10月24.31日放送です。そのインタビューを使って「B・PASS」の原稿も書くのかな。
ま、その時の話は放送で。というような時間を過ごして、麻布十番に行く用事があって、出かけたんですが、あの街は良いなあ。と言っても東京以外の方にはお分かりいただけないでしょうけど。麻布十番というのは、六本木の近くなんですが、住宅街と古い商店街の雰囲気が残ってる街なんですね。
ほんとに六本木は、人が住む感じじゃないですけど、麻布十番は、暮らしの匂いがする。それでいて、下町とも違う洋風な空気もある。何よりも喫茶店が多い。これ、重要なんですよ。喫茶店の多い街は居心地が良い、というのは昔からの持論(というほどじゃないか)なんですよ。
落ち着ける場所がある。時間がゆったりしている。何をしているのかわからない人がたくさんいる。その象徴が喫茶店だと思ってるんですね。バブルの頃は、東京の街からどんどん喫茶店がなくなっていったわけですよ。地上げですね。それと地代が上がってしまって、やってゆけなくなった。
用もないのに喫茶店に入る、というのも好きですしね。東京に限らずボーっと街を見ていられる喫茶店があるとほっとしますね。昔、手書きの時代は、喫茶店に原稿用紙を持ち込んで延々何時間も、という生活でしたけど、pcになってかなり遠のいてました。
最近は、pcのバッテリー時間が延びてますからね。喫茶店ワークもまた可能になってきてます。モバイルpcの中にはバッテリー駆動6時間とか7時間というのも出来てますもんね。僕のは3時間半かな。まあ、大体は足りますけど。でも、長い方が安心です。
でもね、麻布十番は家賃とか高いすから、雰囲気が良くて当たり前かな(笑)。寺山修司さんが「街はもう一つの学校」と言いましたけど、喫茶店は教室でした。今もです、かな。というわけで、学生街の喫茶店、は能がないか。かまやつひろしさんで「喫茶店の会話」を。じゃ、おやすみなさい。