明け方涼しかったですね。夜中にタオルケットをやめて夏掛けの布団にしました。なんだか急に秋になったような感じがして、肩すかしのような夜でした。でも、身体は楽になったのかな、いつもみたいに細切れ睡眠が延々続くという不快感はなかたですよ。まあ、仕事の山を超えたということもあるんでしょうけど。
山じゃない、波か、どっちでもいいですけど(笑)。波ね。昨日、凪とか言いましたからね。ナギね。ナギー・ミネンコとか言ったりして。覚えてないでしょうね。「乳もめ!」とかいうギャグで売り出してましたけど、って、そんな話をするわけじゃないです。
8月25日かあ、と改めて思ったわけです。CHAGEandASKA30周年、The Alfee35周年。デビュー日が同じだったんですね。ともに元気ですね。でも、その区切りの付け方は少し違うようですが。The Alfeeは、今年最後の夏イベントという区切りをつけたばかりです。
C&Aの方は「区切りをつけたくない」ということもあって、今年はソロ活動専念。お祭りめいた催しはなしです。理由はもう一つあって「残り時間も少ないし、自分の音楽をつきつめたい」ということでしたね。まあ、彼らはそうやって30年間を生きてきたわけですから、それも必然の帰結ということになりそうです。
CHAGEさんは、逗子の音霊SEAスタジオでライブをやったんですよね。行きたかったんですけど、僕は、今日は凪でした。ブレイク日。逗子の海はどうだったのかな。夏の終わりの湘南という雰囲気は素敵でしょうね。盛り上がっただろうな。あのライブハウスはオン・ザ・ビーチ。環境はまさに海です。
でも、残念ながら、30年前の今日の彼らは記憶にないんですよ。まあ、当時は、拓郎さんはじめ、甲斐バンド、浜田省吾、矢沢永吉という感じでしたからね。オフコースがロックになって勢いを増してきたとか、アリスがピークを迎えてたとか、70年代の終わりがまさに始まろうとしていた時でした。
79年かあ、甲斐バンド初の武道館。「70年代のドラマはすべて終わりました。俺たちは80年代に行きます」という名文句がありました。そう、初の武道館ラッシュの年ですよ。拓郎さんの篠島もありましたし。言葉は悪いですけどC&Aまで目が行かなかったんでしょうね。
ちゃんと仕事をしたのは83年9月30日の代々木オリンピックプールでしたから、かなり後になってからですね。アリスもオフコースも活動休止、拓郎さんも「王様たちのハイキング」で頂点を迎えてる感じで、浜田さんも「愛の世代の前に」や「Promised Land」を出した後だ。
そうやって考えると、やっぱり、そういう時代の波ってあるんですよね。前を走っていた人たちが、ひとつの形を作り上げて転機を迎えた時に、次のランナーが疾走を開始する。その頃のCHAGEandASKAがそうだったんだな、と今、改めて思ったりしてます。
こういうことを書いているとあっという間に時間が経ってしまいます(笑)。そう、大祭り騒ぎはないですけど、再評価のためのアイテムは出ます。79年から99年までの全アルバムが高音質リマスタリングで再発売。さらに、未CD化だった81年の田園コロシアムと83年の代々木のライブ盤もあるんですよ。
DVDボックスというのもあって、82年の大阪城、83年の代々木、86年の横浜球場という初DVD化3本がセットになったボックスも出ます。ほかにもDVDは全9本かな。でも、なんといっても代々木ですよ。今は当たり前になったあの会場が初めてコンサートに使われた日でした。
CDとDVDと両方ですからね。最後の「声を聞かせて」という曲は、まさに当時の二人のドキュメントという感じです。この間の「BAYFM」でかけたんですけど、一途さがなんとも言えません。30年ですからねえ。CHAGEandASKAもThe Alfeeもずっとずっと現役でいてほしいですよね。
というわけで、曲はその曲でしょうね。「声を聞かせて」。じゃ、おやすみなさい。